からだ塾の入り口に飾られている
子供たちの写真を見ながら
思う事があります。
それは、
「子供は頭が良い」という事です。
私は4年間、様々な子供たちをみてきました。
走るのが苦手な子
集中力がない子
話を聞かない子
体が硬い子
内股な子
姿勢が悪い子・・・
このような子供たちをみると
ネガティブな面に目を奪われがちですが
私は違う側面も見る様にしています。
「悪いところばかり見ずに
良いところを見る。」
そのようにして子供を見ると
頭の悪い子は一人もいません。
ネガティブな面が目立つ子供も
みんな頭が良いです。
誤解を恐れず言うと
子供を連れて来る親御さん方よりも
子供の方が頭が良いと思ってしまうほどです。
そんなことを言うと
親御さん方から反感を買いそうですが、
ひとまず下記の動画をご覧下さい。
動画をご覧頂ければ
子供は頭が良いという事が
お分かり頂けると思います。
動画では、
小学2~3年生の子供が
体を動かす際の感覚を
言葉で伝えています。
このような事を
大人が言えるでしょうか?
体の感覚を言葉に出して言えるでしょうか?
私は、体のケアやトレーニングを
大人に向けて行っていますが
体の感覚をしっかり答えられる
大人はいません。
大人と子供の両方を見ているからこそ
言える事ですが
大人より子供の方が頭が良いです。
それは、私も同様です。
私よりも子供の方が100倍頭が良いです。
だからこそ、
私は子どもの前で偉そうな態度は
とりません。
むしろ、
子供に教わるつもりで
子供と接しています。
もちろん
やっていい事といけない事の分別は
大人の方が出来るので
厳しい声掛けをしますが、
体の感覚については子供の意見を
尊重します。
ですので、
授業中は子供の体の感覚を聞く
時間を大切にしています。
そして
この時間こそが子供を更に
成長させる時間になるのです。
頭が良いとは
そもそも、頭が良いって
どういうことでしょうか?
勉強が出来る
他国の言語が話せる
偏差値が高い学校に在籍している
大企業に就職している・・・
頭が良いとは、このようなことを
一般的に言うと思います。
私は、上記の項目に一つも該当しませんね(笑)
つまり、
私は頭が悪いですね・・・
残念・・・
とはいえ、私も頭が悪いなりに
一人より少し考える努力をしてきました。
そして、
私が思う頭の良さ新基準を作成しました。(笑)
何を勝手に新基準を作っているんだ!と
お叱りの声を頂きそうですが、続けます。
私が思う頭の良さは、
「変化に気付く力」だと思っています。
世の中にはたくさんの変化があります。
季節の変化
天気の変化
気温の変化
体調の変化
味覚の変化
人間関係の変化
社会情勢の変化
年齢の変化
考え方の変化
価値観の変化・・・
挙げればきりがありません。
私は、このような様々な変化に
気付ける人が
頭の良い人だと思っています。
そういう意味でも
からだ塾に通う子供たちは
「体の変化」に気付く力があります。
動きやすくなった
走りやすくなった
軽くなった
疲れにくくなった
足が速くなった・・・
このように
子供たちは自分の体が変化した事に
気付いて発言出来ます。
さらに驚くことに
友達の体の変化にも気付く事が
出来るようになります。
「今の走り方よかったよ」
「今のは足を使って走っていたよ」
「今のジャンプは腰が使えてよかったよ」
「もう少し腰を使うと走りやすいよ」
からだ塾では
友達にこのような言葉をかける
子供も珍しくありません。
これを頭が良いと言わずして
何といえば良いのでしょうか・・・
私には、頭が良いとしか言葉が見つかりません。
とはいえ、
ここまで出来るのは、
からだ塾で「体の変化に気付く努力」を
日々しているからです。
いくら頭が良い子供でも
外遊びもせずに、ゲームばかりして
体の変化に気付く努力を怠ると
大人と同じようになっていまいます。
まずは、
大人も子供も
自分の体の変化に気付く努力を
してみてはいかがですか?
それを続ければ
大人でも子供と同じような
頭の良さを手に入れる事が
できるかもしれません。
子供を取り巻く環境を
少しでも良くするためにも
今後も私は、子供から教わるつもりで
活動していきます。
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