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からだ塾 課外授業3

7月も中旬になり、

 

少しずつ夏の暑さが顔を見せ始め、

 

エアコンを付けて涼む回数も増えてきました。

 

皆さん、体調はいかがでしょうか?

 

汗をかいた体へ、エアコンの風が当たり

 

体を冷やし、夏風邪をひきやすい時期でもありますので、

 

体調管理に十分に気を付けてお過ごし下さい。

 

 

さて、6月は梅雨時期の為、見合わせていた

 

からだ塾 課外授業ですが、7月は行うことが出来ました。

 

夏の暑い時期だと熱中症になる恐れがあるので、

 

外遊びを控えがちになりますが、

 

遊ぶ時間帯や場所、休憩場所や水分補給方法などに

 

気を付ければ安全に楽しめます。

 

からだ塾 課外授業の夏授業時は、テントを設置しています。

 

休憩はテントの日陰内で行い、

 

氷水に付けたタオルを首元に当てさせたり、

 

通常よりこまめに水分補給を取らせたりしています。

 

また、水分補給時の水分温度にも気を遣わせています。

 

水分補給時の適正温度は、5℃~15℃が最適です。

 

15℃以上の水分温度ですと、体内への冷却効果が低下する為、

 

熱中症対策になりませんので注意が必要です。

 

水筒であれば、多めの氷を入れて持参させ、

 

ペットボトルであれば、クーラーBOX内の氷水に付けて保管させ、

 

水分補給は、適正温度の水分でしっかり行わせます。

 

遊ぶ場所は、風がある程度吹いている場所で行います。

 

無風の状態は、熱中症になるリスクが高い危険地帯ですから

 

十分に気を付けましょう。

 

遊ぶ時間帯は、

 

直射日光もきつくなく、風も程よく吹き始める時間帯の

 

夕方がおすすめです。

 

からだ塾では、16時15分から課外授業を行っています。

 

「夏は暑いから、外へ出るのを控えましょう。」

 

「熱中症になるから、外へ出ないで室内で遊びましょう。」

 

この言葉を鵜呑みにしてはいけません。

 

熱中症になる原因は、

 

暑い中外で長時間遊んだりするからだけではありません。

 

体内にこもった熱を外へ出せない体だから熱中症になるのです。

 

なぜ、体内の熱を外へ出せないのか。

 

それは、汗をかく習慣がないからです。

 

汗は、体内の温度を一定に保ってくれる体の機能の結晶です。

 

その結晶を汚い、臭い、ベトベトすると敬遠しがちですが、

 

汗をかく事は、人間が生きていく中でとても大切な事なのです。

 

近年の子供たちは、汗をかくことをしていません。

 

エアコンで温度設定された室内にいるのが当たり前になれば、

 

汗をかく必要がありません。

 

暑くてだるいからといって動くことをやめれば、

 

全身の皮膚にある汗腺も開かない体になり、

 

重要な体の機能が錆びて使い物にならなくなります。

 

もちろん、直射日光が強い日中の時間は控えた方が良いでしょう。

 

しかし、子供たちの成長に欠かせない「動いて汗をかく事」は、

 

外遊びでしか出来ません。

 

汗をかいて全身の汗腺を開きやすい体にするのに

 

最適な夏の外遊び。

 

夕方の時間帯に外遊びをして

 

子供たちの体の土台を作りましょう。

 

 

今回の課外授業でお母さんから聞いた一言です。

 

「夕方に吹く自然の風って本当に気持ち良いですね。

 

         エアコンのある場所にばかりいたら

 

                こんな感覚分からなかったです。」

 

 

人間は自然に生かされているのです。

 

その為、人間が自然と共に生きているという感覚を忘れていると

 

自然界から思われた時、

 

自然は災害を起こし、自然の驚異を人間たちに

 

教えるのです。

 

からだ塾では、子供たちの体の土台を作ると共に

 

自然の素晴らしさや偉大さ、怖さなども教えていき、

 

自然への感謝の気持ちを持つ子供たちを育てて行きたいです。