2015年4月19日
人生4回目のフルマラソン。
茨城は霞ヶ浦にて
挑戦して来ました。
結果は3時間14分29秒。
今季の目標であった
3時間15分以内で完走を
見事達成出来ました。
1月に行われたフルマラソンで
自己ベスト更新から3ヶ月。
1月の記録は
3時間23分28秒。
その記録から
約9分の時間短縮しました。
この短期間でこれだけの
記録更新が出来たことは
私自身とても誇りに思います。
学生時代は、
足が遅くて
体力もなく
走る事が大嫌いだった私が
なぜ?
これだけ短期間で
自己ベスト更新出来るのか?
どんなトレーニングをしているのか
皆さん
気になりますよね?
そんな気になったあなたへ
少しだけトレーニングについて
お話します。
私が行う
トレーニング量は
一月200kmです。
単純計算で週50km。
一週間で2日休み
5日間は10kmずつ走る程度。
正直、この練習量は
ランニングをしている方からしたら
すごく少ない方だと思います。
しかし、これで記録更新しました。
これには、
持論があります。
「練習は、量ではなく質である。」
いくら練習量が多いからといっても
オーバーワークで怪我をしては
意味がありません。
かといって、練習量を減らしても
思うような力が手に入りません。
しかし、
練習の室を高めれば
様々な事が大きく変わります。
練習の室を高める方法として
私の練習方法を
ぜひ参考にして欲しいです。
私の練習方法は
とにかく
自分自身の体と向き合う事を
大切にしています。
体から発せられるメッセージを
しっかりとらえて、
それを練習に生かす。
この事に真剣に取り組めば
故障なく日々成長出来ます。
また、
今の自分に何が足りないのかが
しっかり分かります。
今日は、
疲れているから休むべきか。
今日は疲れているけど
体を動かして疲労を取るべきか。
疲労の取り方も、ただ横になって
休むのではなく、
全身の骨と関節を正しく動かして
全身を揺らして
筋肉へ
酸素を多く含む血液を
しっかり流す。
これをすることで
ただマッサージを受けるだけでは
出来ない体の歪みが取れて
また、練習の時に
その歪みがどこから来ているのかも
知ることが出来ます。
このような繰り返しで
競技能力の向上が望めて
記録更新出来るのです。
さて、
ここまで
偉そうに語りましたが、
自分自身の体としっかり
向き合っていても避けて通れない事が
あるのだと、
自己ベスト更新した日の夜に
痛い程(ものすごく痛い)
思い知らされました。
今回のブログでは
その事を書いていきます。
見て下さい、この親子。
とくに親父は
かなりの笑顔でカメラ目線で
ポージングしています。
この時は
自己ベスト更新後の
親子撮影ですから
さぞ、親父も上機嫌。
両足の小指に血豆が出来てて
歩くたびに痛かったのですが
それ以外は筋肉や関節に痛む場所は
皆無でした。
レース後は、
自宅へ帰って
近所にあるプールへ行き
プール内を歩いたりして
クールダウンをしてから
温泉へ行き
交代浴をしてリフレッシュして
夜には「よしかつ」で
トンカツを食べて
ぐっすり寝ようと
予定を立てていました。
そう。
この時はまだ
とても幸せな時間でした。
まさか、この7時間後に
とんでもない事が起こることを
誰が想像したでしょうか。
こちらの写真は
レース後の24時間後に
市川総合病院のベットで
撮影したものです。
体に何か問題がなければ
このような場所へ行く必要が
ありません。
そうです。
私には、問題があったのです。
まさか、この歳でなるとは
思いませんでした。
これは、子供の頃になるもので
大人になればならないだろうと
勝手に思っていました。
ここで、
病院のベットへ横になるまでの事を
さかのぼります。
レース後の夜は
家族でトンカツを食べて
至福の時間を過ごしました。
その後、
自宅へ帰り
夜8時30分には床へ付き
眠りました。
事件はその30分後に起きました。
私は寝ていて、突然の事に驚き
目をおおいたくなる
というより
両手で腹を押さえました。
腹が拗られる程の激痛です。
この痛みは、お腹が冷えて痛むレベルを
遥かに超えていました。
あまりの痛さに、起き上がることも
歩くこともままならないまま、
背中を丸めて四つん這いで
トイレへ行きましたが、
何も出ません。
あまりの激痛から
気持ち悪くなり
夜に美味しく頂いた
トンカツ達とトイレで
再びお会いしましたが
それ以外は何も出ないのです。
終始、腹痛は収まらず
ちょうどヘソの下当たりが
広い範囲で硬く膨れていました。
なんじゃこりゃと思いながら
一晩を過ごしました。
朝になり
ケロっと回復している事を
夢見ましたが
甘かったです。
激痛は収まらずに
朝一で病院へ行き
診察
血液検査
尿検査をして
診断
されたのが・・・
虫垂炎・・・
その後、
ここは内科で
虫垂炎の対応は
出来ないから
外科のある市川総合病院へ
行くように言われました。
市川総合病院へ行き
また細かい検査。
血液検査
尿検査
胸部レントゲン
腹部レントゲン
CTスキャンと
生まれて初めての事ばかりを
経験しました。
中でも驚いたのが
CTスキャンを撮る際に
血管へ造影剤をいれるのですが
これが入ると
全身ポカポカしてくるのです。
なんとも不思議な体験でした。
その後、
主治医から
検査結果を見ても
分かる通り
虫垂炎で
間違いないと診断され
その日の夕方6時30分に
手術をします
と言われ
人生初の手術、入院という
運びになりました。
皆さん
ご存知の通り
私は、
とにかく痛いのは嫌です。
採血の際に注射針で
チクっとなるのも
勘弁願いたい程、
痛いのは嫌です。
そんな私に、
手術では下半身麻酔をするという
説明を主治医から聞きました。
出来れば、
マスクでシューっとして
知らぬ間に終わっている
全身麻酔が
良かったのですが、
主治医や神様はそうさせてくれません。
これも、
きっと何か意味があるのだろうと
私が成人してから
一番歳の近い姉に言われた
「全ての事に意味がある」
という言葉を信じる事にしました。
聞くところによると
下半身麻酔は背骨の間に
注射をするそうです。
いやいや・・・
ちょとまて
ちょとまて
注射嫌いの私の
背骨へ
注射って・・・
まじか・・・
まっ
これも何か意味があるのだろうと
自分に言い聞かせます。
しかし、
不安が抑えきれない
私は、
担当してくれる看護師に
下半身麻酔をする為の麻酔は
ないんですか?
と
間抜けな質問をしてしまいました。
それほど、
注射が怖くて嫌なのです。
もちろん
担当看護師からは
即答で
「ありません」と言われました。
いよいよ手術へ・・・
いよいよ手術の時間です。
車椅子に乗り後ろから
担当看護師に押されながら
手術室の扉が開いて
中には、
優しそうな女性看護師が2人。
笑顔で私を
迎え入れてくれました。
「あぁーなんか安心。」
その後、
広い手術室を移動して
一つの手術室へ付き
手術台へ寝転びます。
その後、
いよいよ下半身麻酔の注射です。
これが怖くて怖くて。
何人かの方から、
横向きに姿勢を変えられ
膝を折り曲げ
背中を丸くするように言われます。
まだ針は刺してないのに
消毒されるだけで
ビクッ!!!っと
する私。
その不安も消えぬまま
いよいよ針を背骨へ
入れるタイミングです。
ちょっとチクっとしますけど
逃げないで下さいねー!と
麻酔師から言われながらも
チクっ!!
とした瞬間に
あまりの痛さに
背中を
ギュンッ!!!
としてしまった私。
「はーい。
望月さん
逃げないで
背中を丸めてねー。」
優しくも厳しい声かけが
医師からかけられます。
しかし、
痛みは
その一瞬だけでした。
その後は、
下半身が暖かくなり
だんだん感覚が薄れていき
胸部より下の部分が
まったく感覚がなくなり
自分で動かす事が
出来なくなりました。
この何とも言えない
不思議な体験は
非常に貴重な経験をしたなー
と思いました。
その後、
意識がありながら
手術されていても
何も感じない感覚に
不安がありましたが、
医師、女性看護師チームの
優しいサポートを
受けて無事に手術を
終えました。
その後は病室で
ベットで横になりながら戻りました。
病室に戻り、
すぐに妻が来てくれて
手を握ってくれました。
妻は手術前から
ずっと私の近くにいてくれて
私の不安を緩和してくれました。
そんな
妻を見て
あぁーー良い妻を持ったなー。と
しみじみ思いました。
と、
ここまでが初めて手術体験
といった所です。
手術後の夜は、
痛みと麻酔の副作用の気持ち悪さで
ほぼ寝られず、
このままで大丈夫なのか?と
思いましたが、
翌朝になると
何とか立ち上がり歩くことが
出来るまでになりました。
その後は、
市川総合病院の
医師、看護師、看護助手、
薬剤師、清掃員など
多くの方々からの
暖かい支援の元
手術後、
2日目の昼には
食事を頂けるまでに回復しました。
手術後2日目の昼に初めて
食事が出てきました。
3日前の夜にトンカツを
食して以来の食事です。
こんなに待ち遠しかった
ご馳走はありません。
術後初の食事では、
お粥だけだと
思っていたのですが、
意外としっかりした
食事が出てきて
驚きました。
そして、
私の大好物である
鳥肉の照り焼きが
あることにも驚き
美味しく頂きました。
とはいえ、3日ぶりの食事です。
食べたい気持ちもあるのですが、
食べ物を口に入れるたびに
内蔵が動くのを感じるので
ものすご〜〜〜く
ゆ〜〜く〜り
食しました。
31年間生きてきて
こんなにゆっくりとした食事を
取ったのは、
離乳食を食べた時以来だと
思います。
この食事を通して
何だか生まれ変わった感は
否めないですね。
本当に、美味しい食事でした。
嬉しい事は続く物で、
この日の夕方に入浴して良いと
言われて
これも3日ぶりの入浴です。
シャワーだけですが
温かく
細かい
水飛沫の連続が
体に当たる気持ちよさは
何とも言えない快感でした。
普段は、
当たり前にしていた事が
こんなにも
体を喜ばすものだとは
思いもしませんでした。
入浴後の私の姿を見た
妻も一言。
「んーー、いいにおーーーい。」
それまで、
私がどんな匂いだったのかは
ご想像にお任せ致します(笑)
それはさておき、
入浴後はさっぱりして
気持ち良くなったので
妻と病院の玄関を出て
小さな花壇がある場所へ
夕涼みへいきました。
入浴後の夕涼みで
心地よく吹く
風に当たり
本人はとても気持ち良いのですが、
写真を通して見ると
ひどくやつれていますね(笑)
これでも、妻から見たら
随分顔色も良くなって
調子が良くなっているのが
分かると言ってもらえたのです。
その一言がまた
元気の源になるんですね。
何気ない妻の一言にも
感謝の連続です。
この後は、
病室へ帰り少し横になりました。
久々のシャワーも
気持ち良いのですが
少し疲れも出たようです。
この日は、
夕食を頂き早めに就寝。
夜中に何度もトイレへ行き
お小水をしていたので
ぐっすり朝までは寝ては
いられませんでした。
ただ、手術後に比べれば
良く寝られたので
安心しました。
この後、
4日間病室で過ごしたのですが
そのリハビリについては
また後日ブログで載せますね。
このリハビリは
今後の
からだ塾に大きな力を
与えてくれる物でした。
入院、手術、リハビリ、退院を
初めて経験しましたが、
退院してみると
とても良い経験が
出来て本当に良かったと
思います。
お腹に痛みが出たのも
マラソン中では
なくて良かったですし
色々な面で
良い方向に働いてくれたと
思っています。
そして、
今回の件で
手に入れた力を
子供たちや、
からだ塾を頼りにしてくれる方々へ
必ず還元して行きます!!
退院!!!!
5泊6日の入院生活を
無事に終えました。
入院する前は
1週間かかると言われて
いたので
長いなー、と
思っていたのですが
振り返ってみると
あっと言う間でした。
というのも、
入院生活中は
日々色々な事に気づき
とても勉強になったからです。
最後になりますが、
今回の一件で
からだ塾へ施術の予約を
入れて頂いていた方々には
多大なご迷惑をおかけしました。
大変申し訳ありませんでした。
また、
一週間分の体操教室の予約を
キャンセルして
子供たちが
楽しみにしていた時間を
奪ってしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
そして、
皆さんへ
こちらからキャンセルの
連絡をした際には
皆さんから温かい言葉をおかけ頂き
本当に嬉しかったです。
その言葉を妻から
伝え聞いた時には
二人して涙を流しました。
本当に心優しい素敵な方々に囲まれて
からだ塾は成り立っているんだと
心にジーンとくる物がありました。
皆さんから頂いた温かいお言葉を
私の胸の中にしっかりしまいました。
そして、
皆さんにお伝え致します。
わたくし望月竜弥は、
今回の件で
かなりパワーアップしました。
虫垂炎になる前の時と
今の私では、
今の私の方が凄く強い力を
持っています。
この力を皆様に
必ず還元致します!!
ぜひ皆様には
この言葉を信じて頂き
からだ塾に
足を運んで頂ければと思います。
今後とも
何卒よろしくお願い致します。
尚、
4月27日(月)より通常営業致します。
ゴールデンウィークは、
カレンダー通りのお休みとなっております。
次回のブログでは
今回の入院と手術で思った事を
書きますので
お見逃し無く!!
それでは、
皆さんも体調に気をつけて
お過ごし下さい。