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16年ぶり

先日、中学校時代の


同窓会へ参加してきました。


私が中学を卒業して16年。


久しぶりに会う先生や友人と


過ごす時間は


とても懐かしく楽しかったです。


集まったのは


先生を含めて約50名。


様々な事情で来られなかった


先生や友人もいましたが


今回の参加メンバーは


何かしらの思いを持ち


同窓会に来たのだと


思います。


そういう意味でも


同窓会を企画した


当時の生徒会長や


それに賛同して協力してくれる


友人や先生がいなければ


同窓会はなかったのだと思います。


私は、行くだけの人間だったので


そのような人たちに


とても感謝しています。


今回のブログでは


中学時代に


私がどのような「教育」を受けて


「今」に


どう生かされているのか


少しだけ書きたいと思います。


こちらは志村先生といい


私がサッカー部で


お世話になった先生です。


当時の先生に対する印象は


厳しくてうるさいオヤジでした。


正直好きな先生ではありませんでした(笑)


サッカー部では他に監督やコーチから


指導を受けていたので志村先生から


サッカーの事に関して教わる事は


ありませんでした。


しかし、


今の私には無くてはならない事を


教えてくれていたのです。




それは、PCやインターネットです。


今では当たり前の


PCやインターネットですが


当時はまだ珍しく


インターネットに触れる事が


出来る中学生や


家にPCがある家庭は


ごく少数でした。


そんな時代に母校では


生徒が自由に触れる事ができる


PCが校舎内に


何台も設置されていました。


しかも


それを使うのは、自由です。


いちいち先生の許可を取って


やる必要もなく


使用する時間や


閲覧サイトに制限がある


訳でもなく


生徒が自由に使えました。


私は、当時PCを使って


ある事をしていました。


それは


その当時


イタリアで活躍する


日本人サッカー選手の


ホームページを見て


ブログを読んだり、


メッセージを送って


自分の気持ちを伝えていました。


もちろんこのような事が出来たのも


志村先生のお蔭です。


というのも先生はPCの事を


指導してくれる教科


(確か「技術」だったような)


を担当していました。


私は、バカだったので


嫌いな教科は


進んでやる人間ではありませんでした。


しかし、PCの授業だけは


頭をフル回転させて


先生から言われる事を


自分の物にしようと


していました。


その甲斐あって


イタリアで活躍するサッカー選手に


メッセージを送る事も出来たし


高校への進路も


「これからはPC技術が世界を


作る」と担任の先生へ伝え


PCを深く学べる


情報処理科のある高校へ


行きたいと伝えるに至ったのです。


そんな話を16年ぶりに会う


先生として盛り上がりました。


先生が言うには


PCを自由に使わせたのは


県内では石和中学校だけで


他校ではなかったそうです。


そして


PCの有害サイトを制限する事を


しなかったのも意味があり


当時の先生たちは


危険だから無くす教育ではなく


危険な物に触れさせて


学ばせる教育をして


何かあったら先生たちが責任を


取るというスタンスだったそうです。


責任の所在をうやむやにする


現在の学校教育とは


反対の事をしていたのが


私がお世話になった先生たちで、


いわば


責任は先生たちがとるから


おまえたちは好きな事を


好きなようにしなさい!といった


事をしてくれていたのだと


今回の同窓会で初めて聞いて


気付きました。


そんな教育を受けて育った


「今」


私は自分でホームページを作り


ブログを書いて


情報を発信しています。


これも志村先生や


石和中学校の教育を受けなければ


出来なかったのだと思います。


もう一人、

 

「今」の私に

 

影響を与えた先生を紹介します。

 

渡辺先生です。

 

先生は美術を担当していて

 

私が絵について学んだ方です。

 

私は絵を書くのは好きだったけど

 

センスがなくて

 

魅了する絵を描けない

 

ダメなタイプでした。

 

そんな僕にも先生は

 

これはダメ

 

あれはダメと

 

否定的な事や

 

あーしなさい

 

こーしなさいと

 

型にはめる事をするのではなく

 

私の何かを伸ばす指導を

 

してくれました。

 

だから下手くそでも

 

絵を書くのは嫌いに

 

ならなかったです。

 

そして、先生は美術で

 

絵以外の事をたくさん

 

してくれました。

 

時にはギター弾いてくれたり

 

時には自然の素晴らしさを

 

伝えてくれたりして

 

偏った話ではなく

 

総合的な物の見方をして

 

話をしてくれました。

 

先生は生徒一人一人違う特徴を

 

尊重して、

 

生徒を厳しく統一して

 

判で押すような

 

指導はしなかった。

 

このような指導を受けて

 

「今」の私は

 

子供たちに指導する仕事を

 

しています。

 

その際、私は

 

あれはダメ!これはダメ!

 

こうしなさい!といった指導を

 

しないで

 

子供たち一人一人をしっかり見て

 

子供たちを尊重した

 

指導をしていこうと思っています。

 

これも、

 

渡辺先生の影響を知らず知らずに

 

受けての事なのかもしれません。

 

 

今回は

 

志村先生や渡辺先生の

 

話をしましたが

 

私は

 

様々な人から指導を受けています。

 

その指導が少しでも方向が違っていたら

 

「今」の私はなかったかもしれません。

 

それだけ、子供時代の教育は

 

大切なんだと思います。

 

今回、集まってくれた7名の先生と

 

話をしましたが

 

現在の学校教育に

 

気概のある教師はいないそうです。

 

事なかれ主義で

 

責任転嫁主義、定年まで安心して

 

安定した生活を送ろうとする

 

教師が多いそうです。

 

生徒の為なら責任を取って

 

学校をクビになっても良いと

 

思う教師はいないそうです。

 

そんな現場を少し寂しく思うと

 

7名の先生方は言っていました。

 

私は、気概のある先生から指導を

 

受けて育っていました。

 

今では貴重な教育を受けた

 

私はそれを子供たちへ

 

伝える義務があります。

 

まだまだ少数派のからだ塾ですが

 

少しずつ理解してもらえる人が

 

増えていくように

 

地道に頑張ろうと

 

思えた同窓会でした。

 

 

 

 


 

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