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疲れない走り方

昨今は、走る事を趣味にする人が多く近所のサイクリングロードでも

 

休日となるとすごい数の人が走っています。

 

走っている方々をよく見ると若い男性から年配の女性まで

 

年齢層も性別もバラバラです。

 

また、走る目的もマラソン大会へ出場する為、体重を減らす為 

 

健康増進の為など人それぞれの目的をもってみなさん走っています。

 

このような点からも走る事は、やる気さえあれば

 

誰でも気軽に出来てしまう身近な運動になります。

 

また、

 

走る為に入場料や使用料などの

 

お金もかからないですし、走る時間帯や距離も自分で決めて出来るので

 

継続する気持ちさえあれば何年でも続けられるので

 

気軽に行える趣味の一つになると思います。

 

しかし、

 

いくら気軽に継続しやすいランニングでも

 

やり方を間違えて怪我をしてしまうと継続出来なくなります。

 

そこで、

 

今回のブログでは究極の方法を伝授致します。

 

それが「疲れない走り方」です。

 

疲れない走り方は、まさに怪我をしない走り方になりますので

 

まずは、

 

下記の動画をご覧下さい。

いかがですか?

 

私たちが当たり前のようにしていた走る行為に対して

 

子供たちがしっかりと言ってくれています。

 

肘を曲げて走ると

 

「走りづらい」

 

「腰を使えない」

 

「足を使って走るからすぐ疲れる」

 

これだけしっかりと感想を言われると

 

私たち大人は何も言えませんね。

 

子供たちへ正しい事を教えるはずの学校の先生でさえも

 

走る時は

 

「肘を曲げて」

 

「腕を大きく振って」

 

「足で地面を強く蹴って」

 

走りなさいと教えています。

 

しかし、

 

それをすると子供たちは疲れるそうです。

 

これでは、先生も困り果ててしまいますね。

 

大人が正しいのか、子供正しいのか・・・ 

 

私は、大人の考え方が全て正しいとは思っていなくて

 

固定観念に囚われないで素直な気持ちを表現する

 

子供の方が正しいと思っています。

 

もちろん人生経験豊富な大人は、

 

様々な問題に過去の経験と照らし合わせて対処する能力はありますが、

 

過去に手に入れた知識や考えの中には確実に間違いも混ざっています。

 

私たち大人はこの間違いを認めて素直に訂正して

 

子供たちへ伝えていく必要があるのですが、

 

プライドが邪魔をするのか、今までの自分の考え方を変えられず

 

人生を歩む大人が多いのが現状です。

 

現代はたくさんの情報が行きかい簡単に知識を付けやすい時代ですが

 

大人たちは様々な知識を武器に人生を歩んでいますが

 

本当にその知識が正しいのでしょうか?

 

何が有益な情報で、何が悪い情報なのか、

 

しっかり分別が出来ているのでしょうか?

 

私は、出来ていないと思います。

 

なぜかというと、大人の判断基準はテレビや雑誌でやっていることや

 

芸能人や有名選手がやっていることが一番正しいと思っているからです。

 

このような固定観念に囚われているうちは

 

現代の大人は正しい判断基準を手に入れられず一生苦しい人生を

 

歩んで行くことと思います。

 

とはいえ、そんなことを私が言っても本人が自覚しなければ

 

まったく意味をもちませんのでこれ以上深く話しませんが・・・

 

子供の様に素直な気持ちで人生を歩んでいる大人もいます。

 

私としては、そのような大人が世の中に増えていき

 

子供たちに正しい知識や知恵が伝えていくことを望むばかりです。

 

さて、話を疲れない走り方について戻しましょう。 

 

肘を曲げずに、腕を下げたまま走るのが疲れない走り方だということを

 

動画ではご紹介しているのですが、本当にそんな走りで大丈夫なの?

 

なんて思われる方は、頭が固いですよ(笑)

 

騙されたと思って一度やってみてください。

 

やってみれば何かに気付けますから、やってみてください。

 

もちろん走りにくいと感じる人もいれば、

 

凄く楽に疲れず走れるようになったと感じる人もいるかと思います。

 

走りにくいと思われた方は、引き続き肘を曲げて走り続けたらよいと

 

思いますが、楽に走れると感じた方は人生が変わった瞬間です。

 

おめでとうございます!

 

この先にもう少し詳しく疲れない走り方について説明していきますので

 

どうぞ読み進めて下さい。

 

なぜ肘を曲げて走るの?

上記の写真は、まさに走る際の典型的な姿です。

 

「肘を曲げて大きく振り、膝を高く上げて地面を足で強く蹴って

 

地面から受けるその反動で前へ進む」

 

これが走る際の常識的な考えですが、私はこの走る際の常識に

 

間違いを見つけました。

 

それが、太字で表記した部分の「地面を足で強く蹴る」です。

 

特に「足で地面を蹴る」動作は大きな間違いです。

 

なぜそのようなことが言えるかというと 

 

足で地面を強く蹴ると「体のバネ」が使えなくなり

 

推進力が減るからです。

 

つまり前へ進む為に地面を強く足で蹴っても

 

それがアクセル動作ではなくブレーキ動作になっているのです。

 

そして、ブレーキ動作があると前へ進めませんから

 

何とか肘を曲げて腕を大きく振ってアクセルを強く踏み込みます。

 

しかし、肘を曲げるのも実は体のバネを使えなくしてしまうので

 

ブレーキ動作になります(笑)

 

そんなブレーキ動作をしながら、

 

前へ進もうと必死になって肘を曲げて走ると

 

足にも無駄な力が入り更に地面を強く蹴ります。

 

すると「体のバネ」が更に使えなくなります。

 

でも前へ進みたいので、更に地面を足で強く蹴って進もうとします。

 

すると肘が更に曲がってきます(笑)

 

まさに悪循環で負のスパイラルです。

 

そんな馬鹿な・・・と思えるかもしれませんが

 

マラソンのレースの終盤に苦しい顔をして走っている選手は

 

このような姿になっています。

 

冒頭の写真に写る選手は、まさにその典型例です。

 

では、このような事をおこさない為にどうしたらよいのか?

 

それが、「肘を曲げずに手を下げて走る」です。

 

本来なら足で地面を強く蹴らず体のバネを使って走るのが

 

一番よいのですが、それが出来ない人が圧倒的に多いので

 

ひとまず肘を曲げずに走ることをやってみるのです。

 

すると手と足の両方でブレーキをかけていたものが1箇所だけ

 

なくなれば、少しは体のバネを使って走られるようになるのです。

 

ここで、体のバネという言葉が出てきましたが体のバネって何?

 

この事に関しては、今後の記事で詳しく書いていくつもりですが

 

多くのトップアスリートはこの「体のバネ」の使い方が凄く上手です。

 

100mを最速で走るウサイン・ボルトや桐生祥秀選手も、

 

体のバネの使い方が上手だからこそ記録を更新できたのです。

 

そして両者とも地面を足で強く蹴ることを意識して走っていません。

 

これは、本人に聞いた訳ではありませんが動画を見た私の見解では

 

両者とも決して足で強く地面を蹴っていません。

 

それはレース終盤の走りの伸びが他選手と圧倒的に違う

 

理由でもあります。

 

詳しくは、下記の動画をご覧下さい。

 

「なーーんだ、

 

 日本で一番速く走る男も肘を曲げて走ってるじゃん。」

 

はい、そうなんです(笑)

 

だから別に肘を曲げて走ってもいいです。

 

「おいおい!今までの話は何だったんだよ!」

 

このように思われる方は、もう少し話を聞いてください。

 

正直、走る時に肘を曲げて走ってもいいです。

 

ただ、体のバネをしっかり使って走っている人限定です。

 

私が言いたいのは、体のバネを使って走っていない人が

 

肘を曲げて一生懸命に腕を振って走るのが良くないと言いたいのです。

 

だって、それがブレーキ動作になっているのですから・・・

 

動画をご覧頂ければ分かる通り、

 

桐生選手以外の選手は体のバネを使って走れていません。

 

それなのに肘を曲げて腕を大きく振って走っているので、

 

膝の位置が無駄に高くなり、無駄に地面を強く蹴って走っています。

 

この無駄な労力(ブレーキ動作)をした為に、

 

レース終盤の失速が著名に表れていて

 

フィニッシュの瞬間は上半身の姿勢が前方向へ崩れています。

 

一転、桐生選手はフィニッシュ後も上半身の姿勢が崩れず

 

走り切っています。

 

フィニッシュの瞬間に姿勢が崩れていない選手は、

 

レース中に体のバネを使って走っている選手です。

 

つまり、走り方を教える際に腕ふりや足の引き上げ方から教えるのは

 

おかしいということなのです。

 

まず教えるべきは、「体のバネを使って走る方法」なのです。

 

「手足を使った」ブレーキの踏み方を教えるのでなく、

 

「腰と背中を使った」アクセルの踏み方を教える必要があるのです。

 

特に子供たちには、走る疾走感や爽快感を感じて楽しんで欲しいです。

 

それなのに、腕ふりがどうだとか足上げがどうだとか疾走感や爽快感を

 

阻害するような動作を教えないでほしいのです。

 

体のバネを使って走っていれば、自然と腕は振られますし、

 

足は上がりますから!教える順番を間違えないで欲しいのです!

 

指導者が教える順番を間違えたことが

 

原因で走る事が嫌いになった子供は物凄く多いです。

 

そして、上手く走れない子供には練習が足りないからだといって、

 

指導者の間違った指導を改めることなく

 

子供たちへ間違った方法で練習を重ねさせるという無謀なことをします。

 

そんな無謀な練習を課せられて怪我をする子供たちが後をたちません。

 

何ともかわいそうな子供たちです。

 

腹筋を意識して走るな

ここまで

 

体のバネを使って走ることが疲れない走り方であると

 

説明してきましたが、ほとんどの人が間違った情報を正しいと

 

思いこまされて走ってきたことが少しお分かり頂けたでしょうか?

 

さらに言うと、腹筋を意識して走ると確実に

 

体のバネを使って走ることが出来なくなります。

 

これは、多くのランナーが驚かれる事実だと思います。

 

なんせ体幹ランニングを推奨する、あの金哲彦さんも

 

丹田を意識して走りましょうと言っていますから・・・

 

さらにいえば、金さんは「丹田を意識して骨盤で走りましょう」

 

と言いますが、腹筋に力を入れたら骨盤は動きにくくなります(笑)

 

そんな状態で走り続ければ、腰痛街道まっしぐらです!

 

ですので、腹筋運動を一生懸命されている方は今日を境に

 

全てやめましょう。

 

あなたの体の痛みは、腹筋運動をしているから起きている可能性が

 

ありますよ。

 

なぜ腹筋に力を入れると良くないのか詳しく知りたい方は、

 

なぜ腹筋に力を入れると良いのか考えてみてください。

 

世界最速で走るチーターの腹筋はタプタプですよ。

 

チーターが腹筋運動をしてますか?

 

それで、100~120キロの速度で走るのですよ。

 

人間が腹筋を鍛えるのは、ただ単にお腹が6つに割れている方が

 

かっこいいと思ってるからでしょ?

 

それで疲れない走りが出来るなら私もやりますが

 

腹筋運動をした後に走ると間違いなく息が上がりやすくない

 

走りにくくなります。

 

この事については、いずれ子供たちに実験をさせようと思いますので

 

その時までお待ちください。

 

以上が、疲れない走り方の話になりますが、走る際に手の振り方や

 

足の着地の仕方を議論しても路頭に迷うだけです。

 

大切なのは、腰と背中をどのように使うと楽に速く走れるように

 

なるのかという事だけです。

 

それ以外の情報は全て体を傷めつける方法ですから、

 

信じない方が身のためです。

 

この話を信じるか信じないかは、皆さん次第です。

 

もし疲れない走り方に興味のある方は、こちらをご覧ください。

 

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