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野口みずきさん 走り分析

前回のブログでは、

 

女子マラソン現役選手の中で最速の記録を持つ

 

安藤友香選手の走りを分析しました。

安藤友香選手走り分析

 

忍者走りがどのような走り方なのかを動画で説明していますので

 

まだご覧になっていない方はぜひご覧下さい。

 

 

さて今回は、

 

日本女子マラソンの記録保持者であり

 

2004年アテネ五輪で金メダルを獲得した野口みずきさんの

 

走りを分析していきたいと思います。

 

まずは、上記の動画をご覧下さい。

 

動画は、2004年8月22日アテネオリンピックの

 

女子マラソンの映像です。

 

その日は、気温30度を超える酷暑の中でのレースで、

 

25km付近で野口さんがロングスパートを仕掛けると、

 

優勝候補の世界記録保持者ポーラ・ラドクリフや

 

ヌデレバらの強豪選手達が遅れ始めました。

 

28km過ぎではただ一人ついていた

 

エルフェネッシュ・アレムもついていけずに後退し、

 

野口さんの独走となり、

 

後半の32km辺りからゴールまで約10km続く下り坂に入ると、

 

一旦遅れたヌデレバが追い上げて2位に上がり、

 

ゴールに向け野口さんとの距離を詰めるが、

 

12秒の差で野口さんが逃げ切って優勝。

 

シドニー五輪の高橋尚子さんに続き、日本に2大会連続の

 

オリンピック女子マラソン金メダルをもたらしました。

※記録は2時間26分20秒

 

ちなみに、野口さんが2005年ベルリンマラソンで出した

 

日本記録2:19:12は13年経った今でも

 

記録を破る日本人選手は現れません。

 

そんな凄い選手だった野口さんは、

 

ストライド走法と言われる「歩幅が大きい走り方」

 

特徴的なのですが、

 

実はこの走りは身長が高い欧米の選手の走り方で

 

身長が低い日本人には不向きと言われる走り方だそうです。

 

走りの専門家は、この事に関して

 

野口さんの足の筋力が発達しているから出来るということを

 

言っていましたが、本当にそうなのでしょうか?

 

足の筋力が発達しているなら、

 

野口さんの足は太く大きいということになるのですが、

 

私が見た限りでは、足は凄く太いようには見えず、

 

むしろ他の日本人選手の方が太く大きいように見えます。

 

その為、足の筋力が発達しているから

 

ストライド走法が出来るという結論には

 

納得できません。

 

野口さんは身長150cmと日本人女性の中ででも

 

小柄な部類に入るかと思います。

 

そんな小柄な女性が走る際に記録する歩幅は

 

なんと148cm‼

 

驚異的な歩幅ですね。

 

専門家はこの歩幅が大きい走りをストライド走法といい

 

歩幅が小さい走りをピッチ走法と言っています。

 

ここまで当たり前に「歩幅」と書いてきましたが、

 

そもそも歩幅って何ですか?

 

また変な事を言い出したと思う方もいらっしゃるかと思いますが

 

改めて考えるとしっかり説明できないような言葉でもある

 

歩幅って何なのか?

 

分かっているようで分かっていない人が多い気がします。

 

 

辞書で調べてみるとこのように書かれてあります。

 

 

 

歩幅とは・・・歩く時に一歩で進む距離。

 

 

 

 

えっ?!

 

歩く時に一歩で進む距離?

 

えっ?

 

歩く時に・・・?

 

そもそも、マラソン選手って歩いてましたっけ?

 

いえいえ、走ってますよ!

 

なので、走る人に歩幅を大きくしろとか小さくしろとか

 

言っている時点でおかしな話になっているんですよね。

 

ランナーの方でも歩幅を意識して走る方も

 

いらっしゃるかもしれませんが、それをすると

 

めちゃくちゃ疲れませんか?

 

特に足が張ってパンパンになりませんか?

 

歩幅を意識すると膝や足首に痛みがでませんか?

 

そして、歩幅を意識した状態で42.195㎞走り切れます?

 

私には出来ませんし、やりたくないですね(笑)

 

ストライド走法やピッチ走法は、

 

陸上界では常識的な考え方なのでしょうが

 

そもそも歩幅という「歩く際に用いる言葉」を使って

 

走る競技をしている選手の能力を向上させるには

 

少々無理があるのではないでしょうか。

 

陸上界の方には聞き捨てならぬ発言かもしれませんが、

 

これについて少し説明させて下さい。

 

 

ストライド走法の勘違い

 

一番最初にストライド走法やピッチ走法という

 

名前をつけたのはどこかの大学の専門家なのでしょうが、

 

彼らは「結果」を数値化し分析するプロフェッショナルなるです。

 

つまり結果論で物事を説いている人たちです。

 

そのような人は、結果に向かう過程をすっ飛ばして、

 

結果だけを細かく分析して語る人たちなので、

 

何かの問題解決の策を具体的に語らせても

 

良い方向へは導いてくれないと思っています。

 

現に、専門家が分析したストライド走法ですが

 

日本人には不向きな走りなのに

 

野口さんは世界一になった訳ですから

 

訳が分かりません(笑)

 

つまり、

 

専門家の分析があてにならないことの証明でしょう。

 

それでも権威ある専門家の話には耳を傾けてしまう人が

 

多いのが現実ですが、

 

私の動画を見て皆さんはどのように思われましたか?

 

私が分析するに野口さんの走りは足の筋力があるからではなく

 

腰と背中にある筋肉を上手に使って走っているから

 

スパートをかけてから最後まで走り切れたのだと結論付けています。

 

では、なぜ腰と背中にある筋肉を上手に使う必要があるのか?

 

それは、全身にある関節をスムーズに動かし続ける為です。

 

アテネの野口さんの走りを見ても分かる通り

 

無駄な動きがありません。

 

一方、世界記録保持者のラドクリフの動きは、

 

無駄が多く、見るからにきつそうな走りをしています。

 

こちらの選手は、その後怪我に苦しみ大腿骨や膝の手術を

 

行い、まともに歩けない時期を過ごしたそうです。

 

あのような走りをしていては、

 

体が悲鳴をあげて怪我が多くなるのも納得できます。

 

では、「無駄な動き」とは何なのか?

 

それは、「力をいれて関節を曲げる」動作です。

 

ラドクリフの走りを見ていると

 

力をいれて股関節を曲げて走っているので

 

全身の関節が曲げることに集中した走りになっています。

 

これでは、大きな筋肉がある腰と背中の力を発揮できず

 

無駄に上下動のある走りになってしまいます。

 

一方、野口さんの走りは着地た後に

 

股関節が伸びた走りになっているので

 

スムーズに全身を前へ移動させています。

 

これを可能にしたのが、腰と背中にある筋肉です。

 

この筋肉は、全身の関節を伸ばすことに長けた存在で

 

関節伸ばしのプロフェッショナルです。

 

関節を伸ばすと聞くと一般的にはバレリーナをイメージすると

 

思うのですが、それだけではないのです。

 

スポーツ全般を見ても分かる通りスポーツの上手な選手は

 

素早く伸びのある動きをします。

 

これは、「関節を曲げてから伸ばす」のではなく

 

「関節伸ばす」ことだけに集中した動きになっているからで

 

関節を曲げてから動くという無駄な動きがありません。

 

これを可能にするのが腰と背中にある筋肉です。

 

この筋肉を使いこなせば、無駄に関節を曲げることなく

 

全身の関節を伸ばすことに集中できる無駄のない走りを

 

手に入れられるのです。

 

そんな走りを誰しもが出来れば良いのですが、

 

残念ながらほとんどの人が出来ません。

 

なぜか?

 

それは、腰と背中の筋肉を使う意識がないからです。

 

では、どこに意識を向けているのかというと

 

ほとんどの人が手足の動きに意識を向けて運動しています。

 

腕ふりやももあげ練習が最たる良い例ですし、

 

反発を使って走るというのも足を意識した走りになるので

 

腰と背中の筋肉を使う意識はすっ飛んでしまいます。

 

また、

 

マーカーを目印にして

 

ストライドを大きくする練習をする際にも

 

走る際に着地する足を

 

目印のマーカに届かせよう意識するあまり、

 

足を体の前に伸ばすことばかり集中してしまいます。

 

これは一見足が前に伸びて良いように思えますが、

 

実際は股関節を曲げて足を前に出しているので

 

着地した際に全身の関節を曲げて走るようになる為

 

無駄な動きになり、走る際のブレーキ動作となります。

 

これが間違ったストライド走法です。

 

このような練習をしているから肉離れや足首の故障に悩む

 

選手が多くなるのでしょう。

 

歩幅を大きくしようとするあまり、足を前に出そうとしてしまい

 

それが逆効果になり体に負担をかけて怪我をする典型例ですね。

 

怪我とは自らの行いの結果でもあるので

 

怪我を怪我のせいにせず、

 

怪我をしたのは自分が間違った体の扱い方をしたのだと

 

気付いてほしいものです。

 

 

さて、ストライド走法とは

 

動画でも説明しています通り、

 

走る際に足を体の前側に出した距離ではなく

 

走る際に、着地してから足が後ろに伸び

 

スムーズな全身の関節運動を招き

 

前方へ体が移動した結果

 

歩幅が広い走りになったことを言います。

 

専門家の人たちは、太字にした部分を抜きにして

 

ストライド走法といっているので、

 

分析と結果の整合性が取れずに証明できないことが多いのです。

 

そんな初歩的なことに気付かず、

 

証明できない事実を全て、「科学の常識を超えた」などと言って

 

自分たちの間違いを認めずに人々を混乱させています。

 

話がそれていまいましたが、

 

野口さんの走りは、腰と背中の筋肉を上手に使いこなしているから

 

できることで、歩幅が広いから良いとか悪いとかではないことを

 

皆さんには知っていて欲しいと思います。

 

 

 

いかがでしたか?

 

少しは皆さんの意識が変わりましたでしょか?

 

このようなことは、文章では分かりにくいところもあるので

 

興味のある方は、ぜひ一度からだ塾の走り方教室を

 

体験してみてください。

 

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