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固定観念を変える

 

固定観念とは、

 

容易に外からの影響で変化しない

 

固着した考え方の事

 

 

 

私たちは

 

色々な経験をしていく中で

 

このような固着した考え方をして

 

しまいます。

 

 

その固着した考え方が

 

自分にとって

 

良い方向にいけば良いです。

 

しかし

 

その固着した考え方が

 

知らず知らずのうちに

 

自分自身の状況を

 

悪くしているとしたら

 

皆さん、どうしますか?

 

 

 

私なら、

 

すぐに固着した考え方を改めて

 

自分自身の状況を良くしようと

 

行動します。

 

しかし、

 

そう簡単に固着した考え方を

 

改める事は出来ません。

 

なぜなら、

 

本人は

 

「固着した考え方をしている」という

 

自覚がないからです。

 

 

それは、なぜか?

 

おそらくそれは、

 

本人が、固定観念のせいで

 

身体に痛みがでたり

 

運動能力が低下している事が

 

実感できないからだと思います。

 

固定観念さえ改めてしまえば

 

もっと動ける体になるのに

 

それが出来ないのです。

 

 

 

今回のブログでは

 

固定観念を変える方法を一つ

 

ご紹介いたします。

 

紹介した方法が正解ではないかも

 

しれませんが

 

一つの参考事例だと思って

 

ご覧頂ければ幸いです。

 

 

 

私にも、

 

固着した考え方である

 

固定観念がありました。

 

それは、

 

走る時の考え方です。

 

私は、走る時に

 

踵から着地することはダメだと

 

考えていました。

 

「踵から着地するとブレーキになる」

 

「踵から着地すると怪我をする」

 

「踵から着地すると速く走れない」

 

このような事は

 

巷では良く言われたりします。

 

そのような影響も受けていたかも

 

しれませんが、

 

私は、また違う影響も受けていました。

 

 

痛みの固定観念

それは、

 

小学5年生の時に受けた影響です。

 

私はサッカーをしていた時に

 

ボールを蹴る際に軸足を

 

ボール横に置くと、踵に激痛が現れました。

 

踵の痛みは、

 

ボールを蹴るたびに現れていたので

 

その時から

 

「踵で着地すると痛みが出るのでダメ!」

 

といったような

 

考えを持つようになりました。

 

また、

 

このようにも考えるようになりました。

 

踵で着地をして

 

踵に何度も衝撃を与えたから

 

踵を傷めた。

 

そして、

 

踵への衝撃を減らす為に

 

靴の中に踵クッションを入れました。

 

すると、踵の痛みは消えて

 

痛みを気にする事無くサッカーが出来ました。

 

それ以降、サッカーをする際は

 

踵が痛くならないか心配だった為

 

必ず踵クッションを入れていました。

 

そんな生活を中学、高校と続けていました。 

 

それから社会人になり

 

マラソンを始めるようになりました。

 

マラソンでは、

 

踵には痛みが出ていませんでしたが

 

膝や足首などに痛みが

 

現れていました。

 

膝や足首の痛みが気になり

 

踵に痛みが出ていた事を

 

忘れていました。

 

 

そんなある日、

 

ランニングシューズの底を見て

 

驚きました。

 

靴底の踵外側だけが極端に

  

消耗していたのです。

「これは、踵から着地している・・・」

 

だから走る時に

 

膝や足首に痛みが出るのだ!

 

と勝手に思い込み

 

つま先で着地する練習を始めました。

 

すると、どうでしょう・・・

 

スピードも出て、走りやすくなりました。

 

よし、これで間違いない。

 

やっぱり踵から着地するとダメだ!

 

という考え方が一層強くなりました。

 

それ以来、

 

スピードを出す際は

 

つま先で蹴り上げる意識で

 

走っていました。

 

その後

 

記録更新を目指して

 

スピードを上げる練習を

 

積み重ねました。

 

すると、

 

膝の痛みが再発しました。

 

また、

 

レース後半でふくらはぎが攣る様に

 

なったり、

 

レース翌日に太ももの前側が

 

ひどい筋肉痛になったりしました。

 

これはどうした事か・・・

 

その後、

 

自分で

 

トレーニングをしている際は

 

身体の声をしっかり聞いて

 

体と向き合いました。

 

そんな事を続けていた

 

ある時に

 

頭の中がスーーっとなるような

 

出来事がありました。

 

 

それは、

 

ジャンプトレーニング中に

 

起きました。

 

私は

 

ジャンプを足首や膝に頼って

 

行わないで

 

股関節の伸び縮みで

 

行うトレーニングをしていました。

 

両足でピョンピョンと

 

軽くピョンと跳ねては

 

つま先で着地、

 

ピョンと跳ねては

 

つま先で着地、

 

これを繰り返していくと

 

ふくらはぎがパンパンになってきます。

 

その時に頭をよぎったのが

 

レース後半で

 

ふくらはぎが痙攣したのは

 

これが原因では・・・

 

であれば、

 

思い切って

 

つま先だけで着地するのではなく

 

踵も一緒に着地してみよう・・・

 

すると、どうでしょう。

 

ジャンプして

 

着地した瞬間、踵に痛みは出ません。

 

むしろ気持ち良い感覚が

 

全身を駆け巡り脳の奥まで

 

刺激を感じます。

 

その刺激は、着地した瞬間

 

足から脳までいき

 

その後、脳から足まで返ってきて

 

ふくらはぎや太ももが

 

プルルンと揺れ動き

 

全身の筋肉が緩む感覚でした。

 

こ・っ・・・

 

こ・っ・・

 

これだ・・・!

 

私は、その感覚を掴んでから

 

走る際にも、

 

踵から着地してはダメという意識から

 

踵から着地しても良いのだという

 

意識へ考え方を変えてみました。

 

すると、

 

走る際にふくらはぎの張りを

 

感じていたのが

 

まったく感じなくなり

 

走っているのにふくらはぎの

 

筋肉が緩んでいて足首や膝が

 

柔らかくなり、

 

関節の動きが無理なく

 

しなやかに動く感覚になりました。

 

このように私の固定観念であった

 

「踵着地はダメ!」が

 

「踵で着地しても良い」に

 

変わり、足首や膝、踵の痛みが無くなり

 

走るスピードも向上して

 

ふくらはぎの痙攣もなくなり

 

疲れにくい走り方になりました。

 

 

 

以上が、

 

私の固定観念が変わった時の

 

話になります。

 

 

ここで1つ

 

踵着地に関して補足すると

 

巷では

 

走る時の着地を足底の

 

どこでするべきかという議論が

 

多くされています。

 

私から言わせてもらえば

 

体の一部分だけを見て

 

走り方を改善させようとしても

 

無駄だと思います。

 

 

というのも根拠があります。

 

 

さきほど紹介した事例では

 

私が足底の部分だけに目を

 

向けていた事が

 

お分かり頂けたと思います。

 

小学生の頃の

 

踵に痛みが出た際は

 

「踵が痛いから、踵に痛みの原因」が

 

あると思い込み踵へクッションを当て

 

痛みを改善させようとしました。

 

するとどうなったでしょうか?

 

一時は痛みが消えたように思えましたが

 

年齢を重ねていく内に

 

足首や膝、ふくらはぎ、腰、首など

 

体の色々な部分に痛みが出てきました。

 

つまり、

 

体に現れる痛みは

 

小手先の修正だけでは

 

何も解決しないのです。

 

では、どうしたら良いのか?

 

それは、体の一部分だけを

 

見るのではなく

 

体全体をみてあげる。

 

走る時でいえば

 

着地の際の足底だけを

 

見るのではなく

 

着地の際の股関節や骨盤の状態や

 

背骨の動きなどに

 

目を向ける。

 

具体的に言うと

 

走る時の着地は

 

股関節の真下に足底がくるように

 

しなければなりません。

 

着地の際に足底が股関節より前にあると

 

膝や足首でブレーキをかけた状態で

 

走る事になるので怪我の原因に

 

なります。

 

一方

 

走る際の着地が

 

股関節の真下に足底がくると、

 

足底で着地する感覚が

 

骨盤で着地している感覚になり、

 

着地するたびに背骨のしなりが

 

感じられて、腰を後ろから

 

誰かにグイグイと押されるような感覚で

 

骨盤が上下前後に

 

動きながら前へ進んで行きます。

 

その背骨のしなりと

 

骨盤の動きがある中で

 

勝手に足が出て来る感覚こそ

 

無駄なブレーキをかけず

 

気持ち良く走る方法です。

 

走る時の着地を

 

つま先でつくか、踵でつくかは

 

どうでも良いのです。

 

骨盤と背骨の連動があれば

 

股関節から下にある下肢の

 

動きはほっておけば

 

勝手に動いてくれるのです。

 

 

私は、この感覚を掴んでから

 

小学生時代に踵を痛めた原因が

 

分かる様になりました。

 

踵を痛めた原因は

 

ボールを蹴る際の軸足の足底が

 

股関節の前にきていたからだと思います。

 

股関節の真下に足底がくれば、

 

地面とぶつかる衝撃を股関節や背骨で

 

吸収できたのですが、

 

股関節の前に足底がきたことで

 

踵に衝撃が集中してしまい

 

踵が痛くなったのだと思います。

 

つまり、

 

何らかの影響で

 

屈筋に頼った体の扱い方になり

 

骨盤や背骨の動きが悪くなり

 

股関節の下に足底がこなかった事が

 

踵の痛みの原因だったと思います。

 

このような痛みの原因が

 

しっかり分かっていれば良かったのですが

 

小学生の時に

 

それを知る術がありませんでした。

 

学校の先生も

 

整形外科の先生も

 

接骨院の先生も

 

親も兄や姉も友達も

 

誰も教えてくれませんでした。

 

他人のせいにしてはいけませんが

 

小学生の時にそれを

 

教えてくれる人がいれば

 

傷めた踵が原因で

 

「踵着地はダメ!」という

 

固定観念は出来なかったと

 

思います。

 

私は、 

 

その固定観念のせいで

 

身体に歪みが生じていきました。

 

その原因は、

 

身体の歪みに気付かずに

 

生活をしていた事でもあるし

 

固定観念を変えられなかったからでも

 

あると思います。

 

しかし、

 

長年の習慣を変えられないのと同じで

 

固定観念を変える事は

 

簡単な事ではありません。

 

でも一つだけ変える方法があります。

 

それは、

 

その固定観念が間違いだったと

 

身をもって実感することだと思います。

 

私は、

 

ジャンプ練習をしている時に

 

踵から着地したら

 

全身を駆け巡る

 

気持ち良い感覚を実感しました。

 

それがきっかけになり

 

踵から着地しても良いのだと

 

思えるようになりました。

 

もちろん、

 

その感覚を手に入れる為には

 

日頃から身体の仕組みを理解して

 

身体を扱う必要があります。

 

では、

 

身体の仕組みを理解するには

 

どうしたらよいのか?

 

小難しい参考書などは読まずに

 

からだ塾へお越し下さい。

 

私が小学生の時は

 

体の事について

 

教えてくれる人はいませんでしたが

 

これからは、

 

私がその役目を担います。

 

小学生でも一般の主婦でも

 

分かるような

 

身体の仕組みの話をしています。

 

4歳の子供や93歳のご婦人も

 

楽に、軽く、気持ち良く

 

身体を扱う事が出来ています。

 

からだ塾で

 

「身体の事は自分には分からない」

 

という固定観念を変えてみませんか?

 

その固着した考え方を変えた瞬間に

 

心と体が喜んで

 

もっと動きたくなる体に変わる事を

 

お約束致します。

 

 

 

ご連絡お待ちしております。

 

ご予約は

 

047-314-5619まで。

 

 

最後に、

 

からだ塾では

 

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