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リアクション力を育てる。

からだ塾 目と耳の体操教室では、

 

3つの能力を鍛えて運動神経を育てています。

 

前回は、ステップワーク力について説明しました。

 

今回は、リアクション力について説明していきます。

 

 

リアクション力とは

リアクションとは、反応、応答、反作用、反響などの

 

意味を表しますが、

 

からだ塾ではその中でも、反応応答の意味で使っています。

 

スポーツをする上で、この力は必要不可欠です。

 

野球でいえば、ピッチャーがボールを投げて、

 

バッターがバットを振って当たった瞬間に一塁へ走る。

 

バレーでいえば、相手の選手がアタックを打ってきた瞬間に

 

体を動かしてレシーブをする。

 

スポーツでは、このような事が常に続いていきます。

 

その一瞬の動きが速ければ、速いほど有利に働きます。

 

リアクション力を高める方法

 

反応、応答するには、必ず相手がいます。

 

相手とは、人、ボールなどです。

 

速く反応する為には、その相手の情報を知る事が、

 

必要になります。

 

この時、大切になってくるのが、

 

目と耳です。

 

なぜなら、人間は大切な情報の95%を目と耳から

 

仕入れているからです。

 

からだ塾では、目と耳の機能を高める為の授業を行っています。

 

上記の写真は、「先生が1回手を叩いたら座る

 

といった授業です。

 

写真では、先生が子供たちの前にいますが、

 

慣れてきたら、子供たちは前を向かせたまま、

 

生は後ろへ移動して手を叩きます。

 

このようにすると、先生の動きが見えないので、音を聞く為に

 

子供たちは耳の力を使う為に神経を使います。

 

上記の写真は、「先生が言った色や数字を手で叩く」授業です。

 

子供たちは、先生が言う言葉に神経を集中させます。

 

その後、言われた色や数字がどこにあるのかを必死で探します。

 

最後は、言われた色や数字を手で叩きます。

 

この授業では、目と耳と手を連続的に使います。

 

 

色や数字を叩く時の手の動きにもポイントがあります。

 

それは、強すぎず優しすぎず触る為の力加減です。

 

この力加減は、どんなスポーツでも必要になってきます。

 

この力加減は脳の空間認識能力を鍛えると

 

上手に出来るようになります。

次の写真は、「じゃんけんリアクション」の授業です。

 

ルールは、子供たちを対面に立たせます。

 

子供の右足側にピンク、左足側に黄色のボールを置きます。

 

その後、2人にはじゃんけんをしてもらいます。

 

 

じゃんけんで勝ったら、ピンクのボールを手で取って上げる。

 

負けたら、黄色のボールを手で取って上げる。

 

あいこは、座る。といったルールです。

 

ボールを取り上げる時は、深くしゃがみます。

 

この動作には股関節を鍛える意味もあります。

 

からだ塾の授業は目と耳を鍛えると同時に、

 

子供たちの股関節を鍛える事も目的に行っています。

 

スポーツをする上ではもちろんですが、日常生活においても

 

股関節を上手に使えると、怪我をしにくくなったり、

 

力を最大限に発揮できます。

 

子供たちは、楽しく遊びながらスポーツで必要な力を

 

手に入れているのです。

 

 

このように、相手が何かをした時の一瞬を子供たちは集中して

 

見たり、聞いたりして授業に参加しています。

 

この方法を使うと、子供たちの反応、応答力が高まると共に

 

集中力も身に付きます

 

なぜなら、相手が何かする一瞬を見逃さないようにするからです。

 

また、人の話を良く聞くようにもなります

 

これがリアクション力を高める方法です。

 

 

 

次回は、ボール操作力を育てる方法について説明します。