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筋肉VS骨

筋肉VS骨についての


話をする前に


まずは、


上の写真をご覧下さい。


えっ?


マジ?


うそでしょ?


って思いませんか(笑)


写真に写る2人の女性は


背中に5俵の米俵を背負っています。


米俵の重さは、


1俵60㎏ですから


300㎏です。


女性2人の身長と体重は


推定150cm


推定40㎏台でしょうか。


とてもそんな力を発揮出来そうな

 

体格ではありませんね。


野球選手やラグビー選手のような


大柄な体格であれば


何となく背負えるのではないかと


イメージできますが、


300㎏の米俵を背負っているのは


とても小柄な女性です。


そんな力が出せるとは


到底思えません。


この写真は


山形県酒田市の山居倉庫の資料館に


展示されている明治時代の物だそうです。


こんな凄い写真を見ると


米俵の中身は空っぽなのでは?


重さが300㎏もないのでは?


米俵の上にワイヤーが付いているのでは?


そもそも写真が合成?


などなど疑ってしまいます。


ひとまず


そんな疑いは少し横へ置いておいて


この写真が事実であれば


この女性2人はどこに


そんな力があるのかを


考えていきましょう。




皆さんは


重い物を持ち上げる時には


どこを意識して持ち上げますか?


手ですか?


肩ですか?


腰ですか?


膝ですか?


足ですか?


また、


重い物を持ち上げられなかった時には


どこの何を鍛えれば


持ち上げられるように


なると思いますか?


このように聞かれると


大半の方は


「筋肉」と答えるはずです。


筋肉を鍛えて大きくすれば


重い物を持ち上げる事が出来る。


これは、


現代のスポーツ界では


常識とされている考え方だと思います。


しかし、


上の写真に写る女性は


筋肉が大きくて


体が大きい訳でもありません。


また、明治時代に


フィットネスジムなどありませんから


筋力トレーニングなどを


行っている訳でもないでしょう。


しかし、


小柄な女性が300㎏の米俵を


背負っている事実。


これは、


常識では考えられない事ですね。


常識では考えられない


科学的根拠が見当たらない


という事であれば


まずは、


常識と言われる「筋肉最強説」を


少し疑ったほうがよさそうですね。


私が思うに


この女性2人は300㎏を


筋肉で持っているのではなく


「骨」で持っているのだと思います。


骨こそが最高の相棒

このように書くと筋肉が弱いと


誤解を招くと思いますので


予め言っておきます。


筋肉が強い力を発揮するのは


疑いのない事実です。


しかし、


もっと強い力を出すために


筋肉を鍛えて


筋肉を過信しすぎると


思いとは反対に


パフォーマンスの低下や


怪我や故障に繋がります。


大切な事は


筋肉は骨を動かす為に


存在しているという事であり


それを使用者がしっかりと


認識できるかという事です。


私は過去のブログで


筋肉と骨について書いてきました。


ご覧になっていない方は


以下をクリックしてご覧下さい。

骨の話

筋肉の話


上記のブログでも


私は、


筋肉ではなく骨を使う意識を持ち


筋肉に頼らず骨を動かす感覚を


手に入れましょうと


お伝えしてきました。


それを実際に実現出来ているのが


冒頭に写真に写る女性2人です。


女性は、筋肉に頼らず


骨で300㎏の米俵を背負っています。


また、


手、肩や足、膝に頼らず


背中と骨盤を上手に使っています。


背中と骨盤についての話もブログで


書いていますので


ご覧になっていない方は


以下をクリックしてご覧下さい。

背中の話

骨盤の話


最先端のトレーニング技術がない


明治時代に


女性2人は


しっかり背中と骨盤を使って


最大限の力を発揮しています。


しかも、


2人の表情は


涼しい顔をしています。


300㎏の米俵を背中に


乗せたら普通であれば


眉間にしわを寄せて


歯を食いしばり


苦悶の表情になるはずです。


しかし、


それは筋肉を使って無理を


しているから苦悶の表情に


なるのだと思います。


そんな状態で最大限の力を


何回も続けて


発揮できるのでしょうか?


継続して高パフォーマンスを


発揮できるでしょうか?



私は、出来ないと思います。



継続した高パフォーマンスを


出したいというのならば


やはり涼しい顔をして


力を発揮出来た方が良いでしょう。


その為には


やはり骨を動かす技術を手に入れる


必要があると思います。


とはいえ


なぜ女性2人は


骨を動かす技術が


身についているのでしょうか?


答えは簡単です。


それは


生活環境の違いです。


明治と平成の違いは

 

たくさんありますが、

 

食料自給率と移動手段は

 

大きく違うのではないでしょうか?

 

明治時代の食料自給率は100%で

 

当然スーパーやコンビニなどは

 

存在しません。

 

自給自足が当たり前ですから

 

農作業は当たり前のように行われて

 

いたでしょう。

 

移動手段も徒歩が当たり前でしょうし

 

車や鉄道を利用できるのは

 

限られた地域だけでの話でしょう。

 

このような環境で生きている人たちは

 

とにかく体を動かし続けています。

 

その為、

 

普段から体を動かす環境で過ごし

 

疲れにくく

 

高パフォーマンスを継続して出せる

 

骨の動かし方を

 

習得していたのだと思います。

 

だからこそ

 

女性でも米俵300㎏を

 

背負えるのでしょう。

 

平成を生きる日本人で

 

同じことが出来る女性は

 

どれだけいるでしょうか?

 

同じことが出来る男性は

 

どれだけいるでしょうか?


私は出来ないと思います(笑)


本当に情けない話です。

 

こんな弱い人間になってしまった

 

自分を責めたいと思います。

 

しかし自分を責めているばかりでは

 

何も生まれません。

 

自分を責めた後は

 

自分自身を変える為の

 

行動をとらなければ

 

ならないと思っています。

 

私は、

 

筋肉に頼らず骨を使った

 

体の使い方を取得して

 

結果を出したいと思っています。

 

常識的な考えであれば


「筋肉VS骨」の勝者は


筋肉になるでしょうが、

 

私は骨が勝者だと思っています。

 

それを私自身で証明できるように

 

今後も精進していきたいと

 

思います。

 

ひとまず、

 

来週にそれを証明する機会があります。

 

その機会で良い報告が出来る様に

 

頑張りますので

 

ご声援宜しくお願い致します。

 

 

「からだの話」シリーズは


他にも書いていますので

 

下記をクリックしてご覧下さい。

 

膝の話 骨の話 痛みの話 

 

背中の話 筋肉の話


骨盤の話 ぎっくり腰