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力みやすい人

前回のブログ「肩の力が抜けない人」では、

 

大学でバスケをしているYさんの証言をもとに肩の力を抜くには

 

どうしたらよいか具体的な方法を書きましたが

 

皆さんご理解頂けましたでしょうか。

 

「肩の力を抜くには、首の使い方を変える」

 

ブログではこのように説明しましたが、

 

正直ブログを読んだだけで肩の力を抜くのは

 

難しいかもしれません。

 

というのも、何か一つやれば全ての問題が解決するなんて事は

 

絶対にありえないからです。

 

しかしながら、世の中の健康雑誌や本には

 

「これ1つやれば全て解決する」と謳ったものが多く存在しています。

 

そのキャッチコピーにつられて

 

「何か1つやればいいなら簡単そうだしやってみよう」と本を購入して、

 

実践するも長続きしない方が多いのではないでしょうか。

 

もちろん実践する人はいいかもしれませんが、

 

本を買っただけで満足してしまい全く実践しない人もいるようです。

 

実践するかしないか、継続するかしないか、

 

最終的には本人次第になるのですが、

 

継続できる人はごく少数のような気がします。

 

その点、Yさんは継続出来る人に分類されるのですが、

 

なぜ継続出来るのでしょうか。

 

それは、

 

「本気で自分を変えよう」と思っているからだと思います。

 

「自分を変える」というのは、言い方を変えれば

 

「自分の悪いところを認める」ということにもなるのですが、

 

これがなかなか出来ないのが人間です。

 

それもそのはず、

 

考え方によっては自分を否定するということになりかねないですからね。

 

ただ、変えると否定するは同異義語ではないのです。

 

皆さんも身に覚えがあると思うのですが、

 

ある時髪型や髪色を変えたり、

 

服装のセンスが変わったり、趣味が変わったり、

 

食べ物の好みが変わったりする時期ってありませんか?

 

これはその時の気持ちによって変えたいと思っているから

 

変えるのだと思うのですが、

 

その変えたいという気持ちを無視して今まで通りでいようと

 

頑なになるとどうなりますかね?

 

おそらく気持ち悪くなると思います。

 

体と心は繋がっていますから、心で感じることと

 

反対のことをすると体に異変がおきます。

 

それが気持ち悪さや息苦しさです。

 

人間誰しも気持ち良くスッキリした人生を歩みたいと思うのですが、

 

それが出来ない人が多い・・・

 

その原因は、何か変わろうと心では思っているのに

 

それをすぐに行動に出来ないからではないでしょうか。

 

このような事にならない為にやるべきことはただ一つです。

 

「素直になる」これだけですね。

 

「人から指摘されたことを素直に受け入れ自分を変える」

 

これを継続していけば気持ち良くスッキリした人生を歩めると思います。

 

Yさんは、このことを実践したからこそ

 

今が凄く楽しいといえるようになったのではないでしょうか。

 

平成生まれを馬鹿にする大人がいますが、

 

自分の考えが正しいと頑なに思っている昭和生まれの人は

 

考え方を改めた方が身のためです。

 

ヤギのように言う事を聞かない人は地獄へいきますが、

 

子供の様に純粋な気持ちを持った人は天国にいきます。

 

私もYさんを見習い、

 

純粋で素直な気持ちで自分の悪い所を変える努力をしていこうと

 

強く思っています。

 

さて、前置きが長くなりましたが話を戻します。

 

今回のテーマは「力みやすい人」についてです。

 

力むと良い事ないのに、なぜ人は力むのでしょうか。

 

今回のブログはなぜ人は力むのか?

 

その原因について書いていきたいと思います。

 

加減を知らない

何事もバランスが大事ですが、

 

そのバランスをとることが本当に難しい。

 

髪の毛を乾かすドライヤーには

 

風の強さや温風、冷風など分かりやすく表示してあります。

 

適度な強さと温かさがあれば髪の毛はすぐに乾くのですが、

 

ひとたび強風をおくると髪型は崩れてしまい

 

整えた髪型が台無しなります。

 

これは、スポーツの場面でも同じ事が言えます。

 

長い月日をかけて大きな大会の為に練習をしてきたのに、

 

大会ではその力を発揮できないなんてことざらにありますよね。

 

例えば、

 

陸上100mでスタートの号砲と共に力をいれすぎて

 

太ももを負傷して走れない。

 

サッカーのゴール前キーパーと1対1の場面、

 

しっかりしたコースにボールを蹴ればゴールなのに、

 

強く蹴り過ぎてゴールのはるか上へボールが飛んでいく。

 

このような事が様々なスポーツで当たり前のように起きています。

 

では、なぜこのような事が起こるのか・・・

 

答えは一つではないと思いますが、

 

あえて1つ答えるとしたら「力む」からだと思います。

 

ここでいう力むの意味は、必要以上に力を入れることなのですが、

 

スポーツでは起きやすい状態でもあります。

 

力加減とは本当に難しいもので、

 

どうしたら良い加減で力を発揮きるのか

 

スポーツ選手は試行錯誤しながら練習しています。

 

ただ、練習といってもどのようにしたらよいのか悩みます。

 

力を抜くように練習しても上手く力が入らないし、

 

リラックスしながら練習しようとしても逆に緊張するし、

 

力みやすい人は悩みがつきません。

 

冒頭で紹介したYさんも同じ気持ちでバスケをしていた事と思います。

 

そんな力みやすい方々へ、からだ塾から提案です。

 

今から言う事をやってみてください。

 

それは「無駄な知識を捨てる事」です。

 

私もそうでしたが、体の事を調べれば調べるほど

 

たくさんの知識が頭の中に入ってきます。

 

骨盤を前傾させて使う、

 

肩甲骨で腕を振る、

 

体幹を使う、

 

呼吸を意識する、

 

お尻で走る、

 

股関節を使う、

 

丹田に意識を持って立つ、

 

お腹を凹ませて背筋を伸ばして走る、

 

頭を糸で引っ張られるように立つ、

 

踵をつかずにつま先着地で走る、など

 

私は過去にこのような知識を駆使して体を動かしていました。

 

しかし、今は全て捨てました(笑)

 

ただ一つ捨てていないのが「腰と背中を使う」です。

 

するとどうでしょう。

 

ものすごく楽に走れるようになりましたし、

 

いくら坂道をダッシュで上り下りしても

 

足が疲れることがなくなりました。

 

そして、10㎞のランニング中も全身ゆったりした感覚で

 

前へしっかりと進めています。

 

「ゆったりした感覚でしっかり前へ進む」

 

これこそ力感がない走り方なのかなと今は思っています。

 

走っている時に背中、腰、肩がタプタプしていて

 

一歩一歩しっかり腰を使って進めている感じが今の理想です。

 

このように私は今まで正しいと思っていた知識を捨てることにより

 

理想の走りを手にいれることが出来ています。

 

もちろん、ただやみくもに捨てたわけではなく

 

腰と背中を使うにはどしたら良いか試行錯誤した結果、

 

それが凄く良かったから過去の知識を捨てられたのです。

 

良い悪いは全てその人の感覚で判断されるので、

 

皆さんも私と同じ様に出来るかは分かりませんが、

 

力みやすい人はやってみる価値はあると思います。

 

お尻の話

お尻が大きいサッカー選手は当たり負けしないフィジカルの強い選手、

 

このようなイメージを持つ人は多いようです。

 

私も学生時代はサッカーをしていたので同様のイメージ持っていて

 

お尻を大きくすれば強くなれるのだと思い込み、

 

お尻の筋肉にギュッと力を入れて硬くするなど

 

お尻を強く大きくするトレーニングに日夜励んでいた記憶があります。

 

そんなお尻について面白い記事を見つけたので転載します。

 

---以下numberwebディエゴ・オリヴェイラのお尻の話--------

 

FC東京のゲームを見に行くと、私の視線はいつもある一点に引き寄せられる。

ディエゴ・オリヴェイラのお尻だ。

 

それはJリーガーのお尻の中でも、群を抜いて分厚く、しかも力強く上を向いている。日本人にはほとんど見られない見事な形状に、ついつい目を奪われてしまうのだ。

 

お尻というと、ブラジル人女性にとって命といっても過言ではない大切な部位。ブラジル人男性の8割は女性を見るとき、まずお尻に目がいくという統計もあるほどだ。

スイカのように丸々としたお尻は男たちの大好物で、浜辺には女性のお尻を舐めるように凝視する男たちがいたるところにいる。

 

こうした豊満なお尻は“ブンブン”と呼ばれ、ブラジルでは毎年、素晴らしいブンブンの持ち主による美尻コンテストが開催されている。27州の代表が一堂に会し、栄えある“ミス・ブンブン”を決めるのだ。選考過程ではブラジルらしく、サッカーも行なわれる。

 

【フッキ、ロナウドというお尻の名手たち。】

 

このようにお尻への意識が高いブラジルでは、4年前のワールドカップでフッキのブンブンが話題となった。腰まわり111センチという“傑作”が、女性たちの羨望のまなざしを浴びたのだ。

フッキの力強いプレーが、あの強靭なお尻から生まれていることは間違いないだろう。実際にブラジルをはじめ、中南米の選手はお尻を巧みに使ったプレーを見せる。

 

私はかつて元ブラジル代表のロナウドの原稿を書くにあたり、バルセロナ時代の奇想天外なゴールの数々を繰り返しチェックしたことがある。

 

そこで大きな発見があった。ロナウドは爆発的なスピードだけで敵を抜いていたのではなく、お尻を有効活用していたのだ。

 

突然ダッシュをしたかと思うと急ブレーキをかけて、追いかけてきた敵を尻で豪快に吹き飛ばす。瞬間的にお尻の強さを生かしていたのだ。

 

【感触は「重いというより固い」】

 

さて、ディエゴ・オリヴェイラである。

前半戦で9ゴールを決め、東京の躍進の立役者となったストライカーの強みも、お尻にある。

練習場に行ってチームメイトにディエゴのブンブンについて尋ねると、こんな答えが返ってきた。

キーパーの林彰洋は、ディエゴの特徴的な姿勢について言及した。

「アフリカや中南米の選手に多いですが、ディエゴはいつもヒップがかなり後ろに出ていますよね。お尻の骨盤がグッと立ってるというのかな。ああいう姿勢は力が入りやすいわけですが、ぼくらがやろうとしても難しい。そんな姿勢がディエゴは普段からできているんです」

 

「重いというより固いんですよ」とお尻の“感触”を語ったのは、ボランチの橋本拳人。

 

「後ろから押しても動かない。ボールをキープするときお尻をぶつけてきますが、あれはなかなか真似できないプレーだと思います」

瞬発力と、背後への強さ。

 

守備にも手を抜かないディエゴは、フィニッシュに限らず多くの場面でチームに貢献しているが、そのプレーには、大きなふたつの特徴がある。瞬発力と背後からのプレッシャーへの強さだ。

 

ボールへの反応が恐ろしく早く、一瞬で敵の前に入ってしまう。ディエゴは身体が強いので、こうなると敵は手も足も出せない。ゴール前にいいクロスが入ってきたら、失点を覚悟しなければならないだろう。

ポストプレーの安定感も目を見張るものがある。

コンサドーレ札幌との一戦では、背後から圧力をかけてくる敵をお尻で抑えながら、難しい浮き球をしっかり収めて前を向き、味方の攻め上がりを引き出すシーンもあった。

Jリーグではボールを収めて後ろに戻せば、ポストプレーとして合格点がもらえるが、ディエゴはそれ以上のことができる。

 

【ディエゴは超優良な“銀行”?】

ちなみにポストプレーを「ボールを預ける」という日本の表現は、イタリアでも同じようだ。表現力が豊かなイタリア人は、ボールを預けられる選手を“銀行”と見なすらしい。

預けたボールを失う選手は、銀行失格。

預けたボールが元に戻ってくる選手は、元金は保証されても利子がほとんどつかないということ。

預けたボールをしっかり収め、そこからチャンスを作ってくれる、もしくはゴールまで決めてしまう選手は、利子をどっさりつけてくれる銀行として重宝される。

そう、東京にとってディエゴは、つまりは大きな利子を約束してくれるありがたい銀行なのだ。

 

【あのプレーの数々は無意識だった。】

 

東京を躍進させる“ディエゴ銀行”、その秘密は大きなお尻にあると考えた私は、練習を終えたディエゴを直撃した。

 

――あなたの特徴的なお尻について訊きに来ました。

「え? 特別なことは何もないよ。少年時代、ぼくは身体が細くて、筋肉もあまりなかったんだ。練習を積むにつれて全体的に筋肉の量が増えたけれど、お尻を特別にトレーニングしたことはないんだよ

 

――でも、あなたの力強いプレーは強靭なお尻から生まれているのでは?

「敵のセンターバックと競り合うときは、予測して構えるんだ。お尻を使うときもあるけど、手を使うこともある。ケースバイケースなんだよね」

残念ながら、私の見立てはディエゴのツボに入らなかった。

お尻を使ったプレーは無意識の産物。だれかに教わったのではなく、幼いころから遊びの中で自然と身につけたものなのだろう。いちいち言葉で説明するようなものではないのだ。

好調東京の真ん中で、ディエゴのブンブンが躍動している。  

 

 ----以上 筆 熊崎敬氏----------

 

筆者は、お尻の特別なトレーニングをしているのだと見立てたところ

 

本人は、お尻を特別にトレーニングしたことがないという・・・

 

これにより周囲の考えと本人の意識はまったく違うのだということが

 

お分かりいただけただでしょうか。

 

そして、

 

高校時代お尻トレーニングをした私の努力はなんだったのでしょう(笑)

 

それはさておき、

 

この記事によりお尻を意識してトレーニングしなくても

 

強靭なフィジカルが出来上がるということが

 

証明できたのではないでしょうか。

 

つまり、

 

おしりのある骨盤は意識して使おうとしなくて良いということです。

 

これは私の実体験なのですが、

 

骨盤を意識して動かそうとすると背中や肩が力みやすくなります。

 

しかし、

 

骨盤よりも上の位置にある腰を動かすと背中や肩が力みません。

 

また腹筋も同じです。

 

腹筋に力をいれてお腹を凹ませると肩が力みますが、

 

腹筋の力を抜きお腹を前へ突き出すように腰を伸ばすと肩が力まない。

 

肩が力むというのは、肩が上がる事であり、

 

肩が力まないというのは、肩が下がることです。

 

また、肩甲骨や呼吸も意識して運動すると肩が力みます。

 

もしかしたらこのような感覚は全ての人にご理解頂けるか分かりませんが、

 

本気で力みを取りたいと思う人には分かるかもしれません。

 

力みやすくて困っている人は、まずは過去の知識を捨てて

 

腰と背中を使うことだけに集中して生活してみてください。

 

すると力みやすい状態が改善されるかもしれませんよ。

 

ちなみに、Yさんは私の言った事を素直に受け入れているので

 

どんどん肩の力が抜けてきてるそうです。

 

それは、周囲の目から見ても間違いのない事実のようで、

 

チームメイトからも肩の力みが減ったねと言われるそうです。

 

 

 

握らない

力む人はある共通の癖があります。

 

それが握る癖です。

 

何か物を持つときなど必要以上に力を込めて握る。

 

これは日常生活すべてにおいて言えます。

 

そこまで強く握らなくても良いのに無意識に強く握ってしまいます。

 

例えば、

 

スマートフォンを握る手や車のハンドルを両手で支える手など触れるものは何かと強めに握ります。

 

しかし、本人は強く握っているつもりはない・・・

 

この感覚のズレがさらに力みやすい人へと変えていきます。

  

また、

 

腱鞘炎で悩まれている方も握る癖のある力みやすい人でもあるので、炎症がおきている患部の治療よりも握る癖を治す方が先決です。

 

では、どのようにして握らないようにするかというと、

 

答えは簡単です。

 

掌を開く「パー」で力を発揮出来るように癖付ければよいのです。

 

筋肉で言えば伸筋という関節を伸ばす筋肉を使いこなすと言えばよいのでしょうか、

 

全身にある伸筋を連動させて使えるようにする。

 

これが力みやすい人が行うべきトレーニングです。

 

これはいわば握らないトレーニングでもあるので、

 

スポーツジムで行う器具を使ったトレーニングでは難しいかもしれません。

 

ですので、ひとまずその場で思い切って手をパーと開いて少ししたら力を抜く、またパーと開いて力を抜くといったことをしてみてください。

 

さらに良いのが肘も伸ばして、手は体の後ろ方向へ伸ばしてみてください。

 

すると腰や背中も伸ばしたくなってきます。

 

このようなことを続けていけば力の入れ方が少し分かるかもしれません。

 

非常に簡単な方法ですが、まずはやってみてください。

 

そして、何か分からないことがあれば下記へメールにてご連絡下さい。

karadajuku2013@gmail.com

 

しっかりした質問であればしっかりした答えをお返しします。

 

力みやすい人の悩みが 少しでも改善出来れば幸いです。

 

ということで、力みやすい人について書いてきましたが、

 

今後も改善策を更新していきますのでご期待ください。