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水泳のデメリット

前回のブログ「間違いだらけの呼吸法」では、常識では考えられない視点から呼吸について書きました。

 

まさか、延髄を意識すると呼吸が楽に出来るなんて・・・普通の人なら考えつかないですよね(笑)

 

ありがたいことに前回のブログをみて実践した人から「呼吸が楽になっただけでなく、体を動かすのも楽になったし、視野が広くなった」と報告を頂いております。

 

もちろん、子供たちにも実証済みで、みんな「呼吸が楽になった」と言ってくれています。

 

これにより私たちが当たり前に教わってきた腹式呼吸や胸式呼吸、これらは苦しむことを目的に考えられたトレーニングであり、決して体を楽に動かす為の呼吸法ではないことをご理解頂けたのではないでしょうか。

 

もちろん、苦しむことを目的に行うトレーニングが好きな方はその呼吸を行い続ければ良いのですが、間違っても子供たちにだけはさせないで下さいね。

 

大人は子供たちに色々教える機会があるかと思いますが、その子供に教えている事は本当に子供にとって良いことなのでしょうか?

 

「テレビや書籍などで有名人が言っているから間違いはない!」

 

「有名人たちがやっているのだから安心だ!」

 

このような考え方で子供たちに色々と教えるのは良くない気がします。

 

この辺りも知識だけでなく、感覚で判断してから子供たちに伝える必要があるのではないでしょうか。

 

そんなの分かっている、分かっているけど感覚なんて分からない。

 

なぜか?

 

それは、大人の感覚を狂わす何かがあるからなのですが、私はこう考えます。

 

現代人の感覚を狂わす要因は様々あるのですが、そのうちの一つが「欲」です。

 

もちろん、欲は子供たちにもあるのですが、大人の欲はちょっと違っていて、自分の欲を満たすためなら大金を払ってでも満たそうとします。

 

大金がなければ、悪い事をしてでも満たそうとします。

 

この辺りをコントロールできる人が良識のある人なのですが、このところそのような人は減少傾向にあるようで、最悪の場合は人を殺めてまでも欲を満たそうとする人もいます。

 

そんなまさか・・・と思うかもしれませんが、世の中のニュースを見ればお分かり頂けると思います。

 

「誰でもいいから人を傷つけたい」という欲を満たすために人を殺してしまう報道も昔ならあり得ないことだったのですが、今では珍しくなくなってきています。

 

いわゆる、日本全体のモラルの低下です。

 

大人が自分の欲をコントロール出来ずに、子供へ何かを教えようとすること自体が異常な状態なのですが、それがもはや普通になっています。

 

昔は未婚の男女間で子供が出来たら、それこそ村八分の状態になっていたのが、今は「できちゃった婚」などといって普通になっています。

 

これも男女間の欲を抑えきれずに起きてしまったことです。

 

そのような大人が夫婦生活を送ろうとしても長続きしません。

 

どちらかの欲で相手を傷つけ離婚するケースがあとを絶たず、世の中では離婚することも普通になっています。

 

昔では考えられない事情が今は普通になっている、これをモラル低下というようですが、その害を受けるのは一番弱い子供たちです。

 

強い物は弱い物を助けるのが昔はかっこよかったのですが、今は弱い物をいじめるのが普通になっている気がします。

 

悪い事をしたらテレビで記者会見をして謝らせたり、公衆の面前で土下座をさせたり、それを楽しんで見る人がいたり、世の中少し異常ですね。

 

このように書き綴って同感して下さる方はありがたいのですが、そんなのどうでもよくねぇー?!と思われる方もいるでしょう。

 

そのような人からしたら私は非常に煙たい存在なのかもしれません。

 

ただ、私は世界中の全員が敵になっても、自分自身のモラルを低下させない努力を続けるつもりです。

 

その努力のせいか、昔はインターネットを駆使して気に入った物を手あたり次第に物を買うといった物欲がなくなり、今は仕事で使う物さえも買い渋るまでになり、妻からも喜ばれております。(笑)

 

もちろん、人間にとって欲をなくすのは至難の業です。

 

私も物欲を無くすのに苦労したので気持ちは分かります。

 

ですので、欲を無くすことに躍起になるとかなりのストレスを抱えることになります。

 

ただ一つ言いたいのが「欲を無くす」=「我慢をする」ではない気がします。

 

どういうことかというと、欲の方向性を変えるということです。

 

欲にも良い欲と悪い欲がある気がしていて、2018年9月現在の私でいえば、「自分自身を成長させたいという欲」と「他人を成長させたいという欲」が物凄いことになっています。

 

自分だけの為に欲を満たそうとするのではなく、誰かの為に欲を満たそうとするなら凄く良いとおもいませんか?

 

私はそのようにして欲を満たしています。

 

お金を沢山稼ぐとか、良い家に住むとか、かっこいい車に乗るとか、昔はそんな欲で頭がいっぱいになっていた時期もありましたが、「今はそんなのどうでもよくね?」なんて思っています(笑)

 

このような状態になると毎日が本当に楽しくなりますし、成長する為の時間の使い方や行動力などが増してきて、自分の周りに集まる人たちが素晴らしい方ばかりになっていきます。

 

このように同じ欲を満たすでも、方向性を少し変えるだけで楽しい人生を歩めるようです。

 

ただ安定した生活を送れればよいと思ってる人には、このような話はめんどくさいかもしれませんが、現状維持は後退の一途をたどっていくものです。

 

一人一人が成長して行こうという気持ちをもって、もう一度日本人のモラルを向上させていきましょう。

 

感覚を研ぎ澄ましていけば、何が良くて何が悪いか判断できるようになり、無駄なことに時間とお金を使うことがなくなるので、ぜひやってみてくださいね。

 

かなり前置きが長くなってしまい申し訳ありません。

 

なんか・・・書きたくなってしまって・・・

 

もうここまで読んでお腹いっぱいになられた方は、どうそ一休みしてから続きを読んで下さいね(笑)

 

ということで、今回のブログでは意外と気付かないであろう「水泳のデメリット」について書いていこうと思っています。

 

人間の欲や日本人のモラルの話から、「水泳のデメリット」についての話に切り替わり戸惑っている方もいると思いますが、気にせず進めます(笑)

 

というか水泳のデメリットって・・・

 

なんか水泳が悪いように囚われてしまいそうなのですが決してそういうことではありません。

 

ここで言いたいのは、子供に水泳を習わせる親御さんが多いので、水泳についてバランスの良い考え方を持って欲しいのです。

 

つまり水泳のメリットはご存知でしょうが、デメリットについて知らない人が多いようです。

 

体力づくりの一環で子供に週に4~6回も水泳に通わせる親御さんがいらっしゃいますが、実はそれって子供に悪影響を及ぼしている可能性があることをご存知でしたか?

 

「ドキっ!」とされた方は、ブログの後半で水泳のデメリットを明確にしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

口呼吸?鼻呼吸?

水泳のデメリットについてお話をする前に、まずは呼吸について書いていきたいと思います。

 

皆さんは、日常生活で鼻で呼吸していますか?

 

それとも口で呼吸していますか?

 

あまり意識したことがないかもしれませんが、今一度確認してみてください。

 

鼻から息を吸い込み・・・はくぅーー・・・

 

口から息を吸い込み・・・はくぅーー・・・

 

どちらが呼吸しやすかったですか?

 

分かっている人からしたら、鼻で呼吸するのは普通のことかもしれませんが、現代人は少し事情が違うようです。

 

というのも現代人はアレルギーなどの影響から鼻のトラブルが多くなっています。

 

つまり、鼻で呼吸できず、口で呼吸している人が多いのです。

 

小学校へ登校中の子供たちの様子を伺うと口をポカーンとあけて口呼吸している子が多いように思えます。

 

あの姿は、間抜けですよねーー(笑)

 

ただ、そのような大人も結構多いです・・・

 

そのような人は鼻詰まりが酷く、鼻で呼吸できないので口で呼吸するのが普通になっているのですが、口呼吸の人はきまって背中が丸くなり姿勢が悪いです。

 

これは、口で呼吸するとお腹の筋肉に力が入りやすくなり、全身の関節を曲げて使ってしまうからなのですが、まるでお年寄りのような姿勢をした子供が急増しています。

 

いやはや、口呼吸は姿勢までも悪くするとは・・・

 

このあたりは盲点だった人が多いのではないでしょうか。

 

それでは、水泳の呼吸はどうでしょうか。

 

以下のサイトが詳しく書かれてあったので紹介したします。

 

------------(以下、水泳の呼吸についてより転載)

人間は通常、呼吸を無意識にしていると思います。

意識して呼吸をするときは何かスポーツをしたり、走ったりするときくらいじゃないですか??

もちろん、陸上でのスポーツはそこまで呼吸に意識を向ける必要もないですよね。

しかし、水泳は水中で行うもの。

私たちは魚じゃないので水中から酸素を取り込むことは出来ません。

なので、顔を上げてくち、もしくは鼻から息を吐いて吸う作業を意識的にする必要がありますよね。

泳げない皆さんが僕によく伝えてくれるのは「私、泳いでる最中に呼吸が出来ないから泳げないんです。」

それはほぼ正解です。

でも、正解じゃないんです。

なぜなら、誰でも息を止めれば15メートルくらいは進めます。

我慢すれば25メートルいけちゃう人もいますよね。これは泳いでますよね。

だから、まずは自分が泳げる、水は怖くないと思うことがすごく大切なんですよ。では、なぜたくさんの人が呼吸が。。。というのでしょう??

それは例え、15メートル泳げてもその後に休まなくちゃいけないですよね。

15メートル  休み  15メートル  休み・・・

これじゃあ、泳いでるよりも休んでいる時間のほうが長くなっちゃいます。

きっと、体が冷えてきて「今日はここまで。」ってなっちゃうんじゃないでしょうか。

もったいないですよね。

もっと長く泳ぎたいと思います。泳ぐことが楽しいと感じてほしいですね。

ここからは少し専門的なお話をします。

 

水泳時の呼吸は陸とは少し異なり、口で吐いて口から吸う「口呼吸」が基本となります。

 

普段は鼻呼吸ですよね?

皆さん、口呼吸って案外、難しいんですよ。

鼻をつまんで5-10回、口のみで呼吸してみてください。

たいていの方は同じ呼吸なのに息苦しく感じると思います。

まずは、陸での口呼吸の練習がお勧めです!!

次にプールで方まで浸かりながらやってみましょう。

陸で行っていたときよりもより呼吸がしづらくなったと思います。

これは水の水圧が関係しています。

水圧は陸上よりも余分な圧力(プールは3-5%ほど)が体にかかります。

この圧力により、お腹がへこみ横隔膜が押し上げられ、肺の容量=呼吸の量が必然的に少なくなってしまいます。

何を言っているかというを呼吸が浅くなりやすくなるということです。

全身を動かしながら呼吸を意識的にしなくてはいけない。文章にすると簡単ではなさそうですね。

でも、毎日休むことなく行っている呼吸です。

難しいことはないんです。

まずは陸での口呼吸→ プールの中で立って呼吸→ 泳ぐ姿勢での呼吸

と分けて練習してみましょう。

 

--------------(転載ここまで)

 

私も右脇腹を痛めた際、1週間に3回も水泳に行っていたので実感していますが、水泳は口呼吸です。

 

私は普段から鼻呼吸で生活しているのですが、水泳で慣れない口呼吸をたくさんしました。

 

それにより横隔膜の動きも通常と違う動きをしました。

 

それが原因で私は5日間も脇腹の痛みに苦しんだのでしょう。

 

水泳は息継ぎがうまく出来ないと、水中で体を上手に動かすことが出来ないのですが、その息継ぎが凄く難しいです。

 

これは大人になって気付いたことなのですが、呼吸が陸上とはまったく違うので陸上で走るように体を扱えません。

 

それもそのはず、口で呼吸すると腹筋に力が入りやすく、関節を曲げて力を発揮することになります。

 

水泳は、如何に力まず水中で伸びる動作を持続的に行えるかが競技能力向上のポイントになるのですが、口で呼吸すると関節は曲がります。

 

つまり、口呼吸で関節が曲がるのを、泳ぐ動作で伸ばしていくのが水泳なのです。

 

なんとも過酷な競技ですね。

 

いってしまえば、人間の体は長く泳げるように出来ていないのです。

 

それを練習で長く速く泳げるようにするのですから、競技をしている人を本当に尊敬します。

 

私は1週間3回泳いだだけで横隔膜を傷めたのですから、どうしよもないですね(笑)

 

ただ鼻呼吸では負けませんよ!陸上で走らせたら水泳選手に余裕で勝てると思います。はっはっはー。

 

なんて、変な意地を張らなくてもいいですね。(笑)

 

ここまでの説明で水泳は口呼吸になることをお分かり頂けたでしょうか?

 

しかしながら、口呼吸は悪いと言いますが、本当に悪いのでしょうか。

 

私は、関節を曲げて使う癖がついてしまうので口呼吸は良くないと言っているのですが、これ以外にも悪い事はあるのでしょうか。

 

これについては、お口の専門家が分かりやすく教えてくれましたので、紹介します。

------------(以下、ミュゼホワイトニングより転載)

◆「鼻呼吸」は良くて「口呼吸」がダメなのはなぜ?

「口呼吸」による弊害とは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

①虫歯や歯周病になりやすく、口臭の原因にもなる

②歯並びが悪くなる

③風邪やアレルギーになりやすい

④老化を促進する

簡単にまとめると、上記の4つの問題が挙げられます。

1つずつ解説していきましょう。

 

【虫歯・歯周病、口臭の原因になる】

お口の中には唾液が常に出ている状態が正常ですが、この唾液はお口の中の細菌をやっつけたり、汚れを洗い流したりなど様々な働きがあります。口呼吸をすると、お口の中が乾燥してしまい、唾液がうまくまわらずに虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し放題になってしまいます。

 また、お口の乾燥により歯に汚れがつきやすく、歯の黄ばみの原因にもなります。歯のホワイトニング後の色戻りがしやすい方は、もしかしたらお口が乾燥しやすいのかもしれません。

 

【歯並びが悪くなる】

歯の並びは〈内側からの舌による圧力〉と〈外側からの唇や頬の筋肉からの圧力〉の均衡が取れる位置に自然に並ぶようになっています。

そのため、慢性的な口呼吸だと〈外側からの圧力〉がかからず、出っ歯や受け口などの原因になってしまいます。特にお子様の場合は骨格にも影響が出やすいため、注意が必要です。

 

【風邪やアレルギーになりやすい】

鼻から呼吸する場合、外気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌やウイルスなどを排除する機構が備わっているため、風邪をひきにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴があります。また、鼻呼吸の場合は冷たく乾いた空気を吸い込んでも副鼻腔の働きにより加温・加湿された状態で気道に空気を届けるなどの機能も働きます。

一方、口には鼻のような外気に対する機能が備わっていないため、直接細菌やウイルス、塵などを取り込んでしまうことになるのです。

 

【衝撃!口呼吸は老化を促進する】

口呼吸の場合、お口周りの筋肉が常に緩んだ状態となります。使わない筋肉はだんだん衰えてきますが、お口周りの筋肉(口輪筋)が緩むと周囲の表情筋も緩み、それが皮膚の緩みにもつながります。この皮膚の緩みが目元や口元の皺の原因になってしまいます。

 

また、口輪筋が緩むとリップラインがぼやけて口紅のにじみの原因にもなります。そのほかにも、口呼吸の場合は舌の位置を固定する筋肉も衰えるため、二重あごやいびきの原因にもなってきます。

(以下、省略)

 

--------------(転載ここまで)

 

上記の説明から、口呼吸は歯にも免疫にも悪い影響を及ぼことが理解出来ますね。

 

また、老化を促進するということも書かれてありましたが、口呼吸は脳にも悪影響を及ぼすということでしょうか。

 

このことについて、転ばぬ先の杖というサイトでこのような事が書かれてありました。

 

【口呼吸では前頭葉の活動が休まらず、慢性的な疲労状態に陥りやすくなり、注意力が低下し学習能力や仕事の効率が低下する。】

 

簡単に言ってしまえば、口呼吸は酸素を上手に吸えない、だから脳に酸素が届かず脳の機能が正常に働かないということでしょう。

 

転ばぬ先の杖というサイトでは、この解決策を「舌の運動」と「腹式呼吸」で解決するといっていますが、どちらも呼吸は上手に出来ないヤツですね(笑)

 

このブログを読んでいる人は、延髄を使って解決させてくださいね。

 

詳しくは前回のブログ「間違いだらけの呼吸法」をご覧ください。

 

 

水中で生活するの?

 

このように、水泳は口呼吸を癖つけてしまうデメリットがあります。

 

 

口呼吸は、脳にも口にも良くないですし、子供の発達にかなりの悪影響を及ぼします。

 

そんな悪影響を及ぼす水泳を子供たちに習い事として当たり前のように通わせてる親御さんが多いです。

 

もちろん、365日水中で生活するなら話は別ですが、私たちは陸上で生活することがほとんどです。

 

大人になればその傾向は強くなり、1年でプールや海に行くのなんて、せいぜい2~3回程度ではないでしょうか。

 

それなのに、なぜ親御さんはスイミングスクールに子供たちを通わせるのでしょうか?

 

おそらくそこには、口呼吸の癖がついてしまうデメリットを遥かに超えるメリットがあるから習わせるのだと思います。

 

子供をもつ親御さんがこの記事を読んでいると思いますが、今一度考えてみてください。

 

スイミングスクールに通わせるメリットって何ですか?

 

まさか、「ただ何となく通わせている」なんて言わないですよね・・・

 

えっ!もしかして・・・明確な理由なしで子供たちに口呼吸を癖付ける水泳を習わせていないですよね?

 

そのような親御さんは思考停止状態になっているロボットみたいな人ですから、ただちにセントレを受けて修復して下さいね(笑)

 

たった1000円で、驚くべき効果を得られますよ。

 

なんて冗談はほどほどにして、水泳を習わせるメリットは何でしょう?

 

よく言うのが「喘息を治すのによい」とか「呼吸器系によい」とかいいますよね。

 

昔の子供たちはそんな理由でスイミングスクールに通う子供も多かったと思います。

 

まさに、妻はその理由から水泳を小学生時代に習っていました。

 

確かに水泳で喘息は治ったそうです。

 

ただ、大人になった妻の状態をみると呼吸の仕方が上手くいっていませんでした。

 

毎朝起きる時に鼻水ずるずる、くしゃみ連発、ティッシュが何枚あっても足りないくらい朝から鼻をかみまくります(笑)

 

妻にしたらそれが普通なので、私が指摘しても素知らぬ顔をしていましたが、私が「延髄の使い方や腰と背中の使い方」など伝え、走り方を教えたら呼吸が上手に出来るようになりました。

 

「えっ!酸素って、こんなに吸えるの?」

 

これが妻の正直な感想です。

 

つまり、今までは口呼吸が当たり前だったので、鼻呼吸での酸素吸引力が少なかったのでしょう。

 

陸上で歩いたり走ったりすることで鼻呼吸が上達したということです。

 

これにより、毎朝のようにしていた「くしゃみやせき」がなくなり、酸素を吸う事が毎日の楽しみになり、朝のランニングを欠かさず行う快適な生活を送っています。

 

このような点からも水泳で喘息は治るのかもしれませんが、大人になっても何らかの呼吸器系のトラブルが発生してしまうようです。

 

ちなみに、うちの6歳の娘も幼い頃は呼吸系のトラブルが多く、季節の変わり目などで咳や痰が絡む症状を頻繁に起こしていましたが、ここ最近はなくなりました。

 

これは別にスイミングスクールに通わせたからではなく、外を歩いたり走ったりする時間を増やしただけです。

 

娘はからだ塾の体操教室を週に1回、夜に行うスポーツ鬼ごっこを週に1回やっているのですが、確実に呼吸が上手に出来るようになりました。

 

以前は、走るとハーハーいって全身の力が入りまくっていたのが、今は走る時の力みが減り余裕の表情で走れるようになりました。

 

これも酸素がしっかり体内に入っている証拠でしょう。

  

娘の呼吸機能が高まったことで、嗅覚も研ぎ澄まされてきていて、においに敏感な6歳児になりました。

 

「んっなんか臭くない?」

 

「あっ!それは父の・・・」

 

なんてこともしばしば起きていて、父親である私は体臭に細心の注意をはらっている状況です(笑)

 

とはいえ、なかなか体臭ゼロは難しいですね・・・少しでも減らせるように頑張ります!

 

このように、我が家の例からも呼吸系のトラブルを解決するには、陸上での体の扱い方を変える必要があります。

 

それを水中で解決しようとしても、全て解決するのは難しいようです。

 

口呼吸を癖付けるデメリットをもつ水泳ですが、もう一つ大きなデメリットがあります。

 

それが、「かかとが弱くなる」です。

 

踵が軸

水泳のよるデメリットは「かかとが弱くなる」ですが、なぜ踵が弱くなるとダメなのか、分かりますか?

 

それは、人間の軸が「かかと」にあるからです。

 

つまり、「踵が弱くなる」=「軸がぶれた人」ということです。

 

軸がぶれた状態で運動したり日常生活を送ったりすると、間違いなく怪我をしたり体調不良をおこします。

 

ですので、自分の軸がどこにあるか感覚でわかる必要があるのですが、現代人は究極の感覚鈍麻をおこしている状況ですから私の言っている意味が分からないと思います。

 

詳しい話は以前のブログ「体の軸を知る方法」「体の軸を鍛える方法」に書かれてありますので、興味のある方はご覧ください。

 

ちなみに、私の書いたブログでは人間の軸は後ろにあると説明しました。

 

「後ろに軸がある?」

 

「はっ?わけわからん」

 

普通の感覚であれば、そのように思うのも仕方ないでしょう。

 

そのように思う人は、おそろらく物体と人間を一緒にして考えているようです。

 

ですから、軸の話をすると物体であるコマと人間一緒にしてイメージする人もいるかもしれません。

 

その為、コマの軸は中心にあるので、人間の軸も中心にあると勝手に思いがちです。

 

ただ、人間は物体ではなく生物です。

 

物体は自分で動くことができませんが、生物は自分で動けます。

 

物体は関節はありませんが、生物には関節があります。

 

特に人間は関節が265個あるそうですから、あきらかに物体とは違う存在になります。

 

そのような相違点があるにも関わらず人間の軸は中心にあると勘違いしている人が多いようですが、実は人間の軸は後ろにあります。

 

もちろん、人間の体を正面から見たら軸は中心にあります。

 

ただ、人間の体を横から見た時に軸は後ろにあるのです。

 

これは、人間の265個ある関節をスムーズに動かしてくれる背骨の位置が体の後ろにあるからなのですが、このようなことに気付く人は少ないようです。

 

そして、軸である背骨の真下にくるのが踵です。

 

つまり、人間は直立したときに踵で立つ必要があるのです。

 

そして、その踵の位置は自分が思っているよりも後ろよりです。

 

しかしながら、今の子供たちは「踵」ではなく「つま先」で立っている子が多いので、軸が前側にぶれている子を多く見かけます。

 

また歩く時、走る時も、つま先だけで地面を蹴っている子が多く、明らかに踵の使い方や軸の使い方を間違えています。

 

それに加えて、水泳はつま先を伸ばして水面を蹴ったりするので、日常生活でつま先を使う癖が強くなります。

 

つま先を使う意識が強いと日常生活で軸が前側にぶれるので、前のめりの姿勢になっていき様々な体調不良をおこします。

 

さらにいえば、水泳は踵と地面が触れない競技です。

 

泳ぐ姿を思い浮かべて頂ければお分かりの通り、水泳で壁や地面を蹴って前へ進む場面は極めて少ないです。

 

唯一、ターンの時や飛び込みの時に壁を蹴りますが、あれでも踵ではなくつま先で蹴ることが多いでしょう。

 

また、骨を形成していく上でも踵と地面が接触する時に起こる衝撃が必要になっていくのですが、水泳はその衝撃が少ないので子供たちの骨がもろくなっていきます。

 

だだでさえ外遊びの時間が減っている現代の子供たちは、発育の大事な時期に水泳ばかりをしていたらどうなるか良識ある方なら想像できますよね?

 

「うちの子は外遊びはしないけど、水泳はやっているから大丈夫!」

 

この考えが将来取り返しのつかない事になるかもしれませんので、どうぞご注意ください。

 

いかがでしょうか?

 

ここまで説明してきた通り、水泳にはデメリットがあり、それが「口呼吸になる」「踵が弱くなる」ということです。

 

そのような水泳を子供に習わせようとされている親御さんは、このデメリットをしっかり考えてから判断して下さいね。

 

「ただ何となく」習わせようとか、「他の子供たちも習っているから」やらせようとか、そのような安易な考え方でやらせると以下のような子供になります。

 

・口をぽかんとあけた子供

 

・前かがみで姿勢悪い子供

 

・集中力がなくフラフラした子供

 

・頭が正常に働かず反応が鈍い子供

 

・軸が安定せず、色々な物にぶつかる子供

 

というか、上記のような子供って結構いません?

  

さらにいえば、上記のような大人も結構いません?(笑)

 

笑い事ではないですが、「うちの子供姿勢が変なんです!」と言われる親御さんをみたら、「親御さんと子供の姿がそっくり!」なんてことはざらにあります。

 

ですので、姿勢が悪いのを子供のせいにすることなく、親自身の姿勢を真似して子供がそのようになっているのだと気付いてくださいね。

 

子供は親の真似をするので、立ち居振る舞い言動も全て似てきますよ。

 

だからこそ、子供を変える前に自分を変えましょうと言っているのです。

 

なんて、水泳のデメリットの話から親子関係の話になってしまいました。

 

ちょっとデメリットの話ばかりすると気もやんできますので、最後に水泳のメリットをお伝えして終わりにしたいと思います。

背骨を使える

水泳を長年やってきた妻に水泳のメリットを聞いたところ、以下の事を言ってくれました。

 

・溺れない

・水の中にいることが楽しくなる

・力みなく泳ぐコツが分かる

 

「溺れない」とか「水を好きになって欲しい」という理由から子供に水泳を習わせる親御さんもいると思いますが、長年やってきた人も同じことを言っていますね。

 

実は、私も小学校の低学年の時期に1~2年ほど水泳を習っていました。

 

クロール、平泳ぎ、背泳ぎまで泳げる力をつけて、バタフライは将来的に出来ても意味ないなーという理由でスイミングスクールを辞めました(笑)

 

ですので、泳ぎは溺れない程度で出来ますが、最近まで泳ぎの楽しさ理解出来ませんでした。

 

ですの、妻が言っていた「溺れない」というメリットは理解出来ても、水が楽しいとか、力みなく泳ぐコツなんかは理解出来ませんでした。

 

ただ、今年の娘と一緒にプールへ行って妻に泳ぎ方のコツをアドバイスしてもらったら、何とっつ!!・・・なんと!!!・・・泳ぐのが楽しくなったのです(笑)

 

泳ぎが楽しくなったのは妻のアドバイスもよかったのですが、私自身が人体の仕組みを理解出来るようになったのも大きな要因です。

 

というのも、昔の泳ぎは手だけで水をかいたり、足だけで水を蹴っていました。

 

その為、力で水の中をかき分けて進むような泳ぎだったので辛くてしかたなかったです。

 

そんな私がなぜ泳ぐのが楽しいと思ったかというと、背骨の使い方が分かったからです。

 

背骨の使い方といっても普通の人は理解できないかもしれませんが、魚の泳ぐ姿を想像してください。

 

当たり前のことですが、魚には手足がありません。

 

それなのに、めっちゃ速く泳げます。

 

なぜ?

 

それは背骨の使い方がうまいからです。

 

魚は尾びれの力で水の中を自由自在に泳げると思っている方が多いと思いますが、実際は「背骨の横のしなり」で泳いでいます。

 

漁師が船の上に釣り上げた魚を置くと、魚はブルブルっっ!!!と震えますよね?

 

あの動作を魚は水の中でやっているのです。

 

背骨を高速で横に振って動かすことで尾びれが動き、水を押す力を生み出し前への推進力に繋がる。

 

これが魚が自由自在に泳げる秘訣です。

 

ですから、泳ぎは背骨の動きをつけるのにもってこいの競技なのです。

 

その証拠に、世界で活躍するスイマーたちの背中は立派ですよね。

 

まさに背中で泳いでいます!と言わんばかりの背中です。

 

ただ、私がこのように言っても皆さんはなぜか体の前ばかりを見てしまいます。

 

胸の筋肉・・・お腹の筋肉・・・なぜ人は人間の体をみると前側をみてしまうのでしょうか・・・

 

これも持って生まれた性質なのか知りませんが、この記事を読まれた方は背中をみてくださいね。

 

男は黙って背中で語る・・・なんて言葉もありますから、目に見えにくい背中をみて善し悪しを判断されることをお勧めします。

 

ということで、私は水泳の時の背骨の使うコツを覚えてからというもの泳ぎが格段に上達して、手足の力ではなく背中の力で進む感覚を掴めるようになり泳ぐのが楽しくなりました。

 

もちろん、手足に無駄な力が入らない感覚も分り、推進力を肌で感じることだできるようになりました。

 

その甲斐あって市民プールで泳いでる際に、小学生から「日本代表ですか?」などと言われ握手を求められるようになりました(笑)

 

小学生からしたらよっぽど泳ぎが上手に見えたのでしょうか。

 

なんて、妻から言わせれば私の泳ぎはへなちょこですから、こんなことを大きな声では言えないのですが、ちょっとした自慢話をさせて頂きました。

 

ということで、私から見た水泳のメリットは背骨を使えるようになるです。

 

ただし、これは手足に無駄な力が入ると体感出来ませんので、泳ぎ方を教えてくれる先生の話をよーく聞いて練習して下さいね。

 

おそらく、どこのスイミングスクールの先生も泳ぐのは背骨を使う事が大切、というのは分かっていると思いますので安心かと思いますが、中には手足の使い方しか教えてくれない先生や肩甲骨や骨盤の使い方しか教えてくれない先生もいますので、スイミングスクールを選ぶ際にはどうぞ注意して下さいね。

 

間違っても腹筋運動を勧めるような先生には気を付けて下さいね。

 

というのも、泳ぎは背骨を伸ばすことで力を発揮しますので、逆に背骨を曲げる力はバランスを崩した泳ぎになります。

 

腹筋運動は背骨を曲げることを癖つけるトレーニングですので、くれぐれもご注意ください。

 

 

水泳のデメリット、メリット

いかがでしょうか。

 

水泳のデメリット、メリットご理解頂けました?

 

今一度整理しておくと、水泳のデメリットは以下の通りです。

 

・口呼吸が癖つく

・かかとが弱くなる

 

そして、メリットは以下の通りです。

 

・背骨を使える

・溺れない

・水の中にいることが楽しくなる

・力みなく泳ぐコツが分かる

 

ちなみに、水泳についてメリット、デメリットが書かれた記事がネットにありますが、上記のようなことを書いてある記事は皆無ですね。

 

それはそうです。

 

上記のことは全て私が実感したことをですからね。

 

いわば私の感覚で判断したものですから、全てを鵜呑みにせず自分自身の感覚で判断して下さいね。

 

あと、水泳をされている方に一言お伝えします。

 

水泳を一生懸命に行うのはとても良い事です。

 

ただ、水泳をやり続ける事でデメリットがあることをご理解ください。

 

もちろん、デメリットを解消する方法はあります。

 

その方法が「陸上で走ること」です。

 

からだ塾にも2~3歳から水泳をやっている子供がきましたが、その子は水泳がとても上手で5歳で選手コースに通うほどの腕前でした。

 

ただ、その子は口をポカーンと開けた呼吸で走り方も酷く、ちょっと走るとぜーぜー言って追いかけっこもろくに出来ない状態でした。

 

口呼吸は免疫力を低下させると専門家も言っていましたが、その子も季節の変わり目になるとすぐに風邪を引いて気管支炎になったりしていました。

 

結局、その子は途中で体操教室を辞めていったのでその後はどうなったか分かりません。

 

もし、その子がこのブログを読んでいるなら言いたいです。

 

「陸上で走りなさい!」

 

「そうすればもっと泳ぐのは上達します!」

 

なんて言っていますが、これも私の実体験の話ですね。

 

というのも今年の夏、私はプールに行きましたが、泳ぎは1年ぶりで何の練習もしていないのに泳ぎが上達していました。

 

泳ぎを上達させるのはプールに通えばよいかというとそんなことはないと思います。

 

私はとにかく毎日走ってます。

 

その甲斐あって背骨の使い方や軸の扱い方が上達してきました。

 

それが水泳という競技でも上手く出来るようになった、ただそれだけです。

 

走る事はどんなことにも活かせます。

 

プールを一生懸命やっている子供の皆さん、私たち人間は陸上で生活する事が多いのだから陸上で走る事をたくさんして下さい。

 

走る事で人間本来の持つ能力は養えます。

 

もちろん、ただがむしゃらに走ってはダメです。

 

しっかり「腰と背中を使う」意識をもって走って下さいね。

 

意識をもってやれば、そのうち無意識でも背中と腰を使えるようになります。

 

そんな状態になれるように皆さん頑張って下さいね。

 

今回のブログでは水泳のデメリットというタイトルで書いてきましたが、決して水泳批判をしたい訳ではありません。

 

ただ水泳をすることで子供に弊害があるので、知らない人は気を付けて欲しくて書きました。

 

子供がすくすく成長して欲しいと願うのが親心ですが、色々調べて親切に子供にやってあげた事が逆に子供にとって悪いことだったということがあります。

 

水泳は背骨を使えるのでとてもよい運動です。

 

ただデメリットもあることを忘れないようにして下さいね。

 

池江 璃花子選手の活躍が話題になり、ますます水泳を習わせる親御さんが多くなるかと思いますが、偏った考えにならないようにどうぞ気を付けてくださいね。

 

以上、水泳のデメリットでした。

 

またの更新をお楽しみに!!