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野良仕事のスゴイ力

野良仕事のスゴイ力

6月に入り、小学校がいよいよ始まりました。

 

2020年は、通常より2ヶ月遅れの新学期です。

 

子供たちは待ちに待った新学期、ウキウキ気分で通学して、友達同士でワイワイ話ながら学校生活を楽しめる・・・

 

なんていうのは、今は期待できないようです。

 

というのも2020年は、コロナパンデミックの影響で「人と人の距離を保つこと」が推奨され「会話は慎み」「静かに過ごす」ことが誰もがやるべきことになりました。

 

学校生活の変わり様に、小学校に通うことを楽しみにしていた子供たちに笑顔がなくなりました。

 

このままいくと学校に行きたがらない子供が続出し、不登校児が増えることが誰の目から見ても想像がつくでしょう。

 

学校の先生たちも子供たちが楽しくなさそうなのは分かっているのでしょうが、上からも下からもワーワー言われるので何も出来ないのでしょう。

 

志をもった教員が本当にかわいそう・・・

 

なんて言っていても仕方ありません。

 

自分に出来る事を365日やり続ける、これが今できる最大限のことです。

 

もちろん、ただがむしゃらにやっても良くない気がします。

 

コロナパンデミックがなぜ起きているのか深く考え行動しなければ、混乱のもとをつくる行動になってしまいます。

 

一人一人の行動が世の中良くも悪くも変えていきますので、一人一人がその自覚と責任を持つことが大切な気がします。

 

さて、そんな激動の時代である2020年ですが、既に6ヶ月も経過しました。

 

1年の半分が終わったということになるのですが、皆さんにとってどのような6ヶ月でしたか?

 

あっという間の6ヶ月でしたか?

 

それとも長い6ヶ月でしたか?

 

6ヶ月といっても、そのうち2~3ヶ月は、何も出来ない状態が続いた人がほとんどだったと思います。

 

その時間が無駄だったのか、それとも有意義な時間だったのか、答えはこれから先の人生をみればわかるでしょう。

 

かく言う私は、この6ヶ月何をしていたかというと、ほとんど休みなく仕事をしていました。

 

仕事と言っても、野良仕事です。

 

300坪の田んぼに苗を手で植えたり、400坪の畑の草刈りや土作りをしたり、山から切ってきた木を薪にしたり、今まで経験した事のない仕事をたくさんしてきました。

 

なので、この6ヶ月は物凄い有意義な時間となりました。

 

有意義な時間といっても、お金は入りません。

 

私がしてきた仕事の「野良仕事」は、ほとんどの作業がすぐにお金が入るものではなく、物凄い地味で過酷な作業です。

 

おそらくほとんどの人がやりたがらない作業ではないかと思います。

 

夏は暑いし、冬は寒い、作業は単純で過酷、野良仕事とはそのようなものです。

 

ただ、私はそんな作業が物凄く楽しかったのです(笑)

 

お金にならない仕事が楽しいって・・・

 

ちょっと変な人ですね(笑)

 

これには、理由があります。

 

その理由を今回は「野良仕事のスゴイ力」として書いていこうと思います。

 

これからの先、野良仕事をしたいと思わる方はぜひ参考にしてくださいね。 

達成感が半端ない

上記の写真は薪割り作業の時のものです。

 

作業は簡単、三輪車の上にいっぱいある木を割って、薪にするというものです。

 

出来上がった薪の写真を撮り忘れて、どのくらいの薪ができたか見せられないのですが、大きなワゴンいっぱいになりました(笑)

 

これらの作業を1日中やったのですが、なんというか、達成感が半端ないのです!

 

朝9時には三輪車の上にいっぱいあった木がなくなっていく喜び、薪がワゴンいっぱいになっていく喜び、そして終わった時刻が夕方17時で朝日が夕日に変わり、なんというか、やりきった感というのでしょうか、家族みんなでやったどー!という感覚はなんとも言えませんでした。

 

この感覚はお金では絶対に買えません(笑)

 

そして、お金以上に重要な経験が積みあがりました。

 

小学校1年生でこの経験ができるのは、将来絶対に役に立つだろうなーと感じています。

 

家族みんなでテーマパークや旅行へ行き、思い出作りもいいですが、子供のころから人間作りも忘れずにしたいものですね。

 

このように1日1日の中でやるべきことをやり、達成感を味わうのって人間が人間らしくいる上でとても大切なこと。

 

裏を返せば、1日の中で達成感を味わえないと人間が人間らしくいられなくなる。

 

これは、小さな子供を育てるお母さんたちが経験しますが、自分の存在が何なのか分からなくなる「アイデンティティの喪失」っていうやつですね。

 

アイデンティティの喪失は1日が単調で何も達成感がない時間を多く過ごした人に起こることなのですが、子育てはまさにそれにあたります。

 

2~3歳の子供にオムツ交換や食事を与え、洗濯掃除だけをして過ごす毎日。

 

子供の為に一生懸命に世話をするのですが、予想外のところで大泣きされて凹む。

 

こんな生活を毎日過ごせば誰でも頭がおかしくなります。

 

ただ、そんな毎日も何かしらの達成感があれば違うようです。

 

私は単調な薪割り作業中にさまざまなことを考えながら行います。

 

木の目を読み、どのように切れ目を入れれば綺麗に切れるのか、節がある場合はどうすればいいのか、とにかく色々なことを考えられるので、本当に楽しいです。

 

また同じ木目は一つとしてないほど、それぞれの木にそれぞれの木目があります。

 

まだまだ初心者なので深くは語れませんが、【スギ・ヒノキ・アカマツ・カラマツ】と【ナラ・クヌギ・サクラ・アカシア・クリ・ケヤキ】では木目が違い、薪割りの方法も工夫しなければいけないようです。

 

一人として同じ人間はいないように木にもそれぞれ個性があるのだと、薪割りをしながらしみじみと考えてしまうのもいいですよね。

 

もしかしたら達成感を味わえるのも、考えられる人間にしかできない業なのかもしれません。

 

なので、考える人間になることが人生を楽む秘訣なんだと思います。

 

にしては、世の中にあるもの、とくに考えなくてもよいものばかりになってきている気がします。

 

車の運転は考えるから楽しいのですが、それらもすべて自動運転化されていくので、味気ない人間が出来上がっていきますね。

 

味のない料理ほどマズイものはありませんが、味のない人間はもっと頂けないですよね。

 

私は、そんな人間にならないように頑張ります!

動ける体になる

400坪ある畑を一から作っているのですが、最初にやるべきことは草刈りです。

 

元は田んぼだった場所、そして全く手つかずの場所に畑を作る、これも野良仕事の一つです。

 

田舎暮らしはとにかく、「草刈りが大変!」と言われますが、畑作りも草刈りが大変です。

 

ただ、私たちには動ける体があるので救いです。

 

からだ塾を立ち上げて7年経ちますが、たくさんの人たちを見てきたことで体の謎が解けてきました。

 

お陰様で体をどう使えば健康でいられるのか、体を動きやすくするにはどうしたらいいのか、おおよそ分かるようになり、野良仕事も苦ではありません。

 

動ける体を手に入れる方法については過去ブログ「体の軸を知る方法」をご覧頂ければお分かり頂けるかと思います。

 

私は体の軸というものをみつけてからというもの、体を動かせば動かすほど健康になっていくのが分かりました。

 

そして、野良仕事ほど健康になれるものはないと思っています。

 

もちろん、体の扱い方を知った上での話。

 

野良仕事も体の扱い方を知らない人がやると肩こりや腰痛になったり、全身筋肉痛になったり、健康を害する仕事になります。

 

これはどんなことでも言えますが、扱い方を間違えると痛い目にあいます。

 

私はからだの扱い方を30年以上研究してきたので、今はどれだけ体を動かしても全てを健康に変えられる気がしています(笑)

 

現に野良仕事をした翌日のランニング10kmは半端なく軽く走れるのです。

 

メキシコに住むララムリという人達が走る練習をせず、野良仕事だけで数々の100kmマラソン大会で好成績を収める理由が分かりました。

 

野良仕事ほど体の扱い方を上達させるものはないですね。

 

私は動ける体を手に入れる方法を知ったので、あとはやるだけです。

 

こんな時代だけど、やるべきことはたくさんあります。

狩り終えた草はひとまとめにして、枯れてきた時に火をつけます。

 

すると、草は肥料になります。

 

雑草も使い方を工夫すれば生活の助けになるのです。

 

人間教育の場となる

300坪の田んぼに苗を手で植える。

 

ちょっと田植え体験どころの話ではないですね(笑)

 

全くやったことがないことだったので、全て植え終えるのに3日かかりました。

 

300坪の田植えに3日かかってたら、米農家からしたら完全にアウトです。

 

ただ、これも経験、失敗も経験、何も経験しないよりマシです。

 

田植えは終えましたが、ここからが本番。

 

田んぼは草と水の管理が大切だそうで、田植え体験後の作業が重要らしいです。

 

水の管理は、現地の方にお願いして、草取りは自分たちでやります。

 

田んぼの草取りなんて、生まれて初めてです。

 

大人になるとやったことないことへの挑戦をためらいがちになりますよね。

 

ただ、それに挑戦することこそが、人間を成長させることにもなり、人生を充実させることに繋がるようです。

 

私はとにかく自分という人間を成長させたい欲求が強く、それを実現させるうえで重要だったのが体の研究でした。

 

体をどう動かせばいいのか、体の痛みとどう向き合えばいいのか、そんなことを四六時中考えてたどり着いた答えが、世の中の常識といわれるものとは反対の答えでした。

 

つまり、テレビで言われていることを真面目にやったら間違いなく不健康になります(笑)

 

例えば、運動を上達させるのに筋肉を強く大きくすればいいのだという発想。

 

筋肉を鍛えることもいいのですが、たいがい体を傷めます。

 

ではどうすればいいのか。

 

私は神経を知り、神経を鍛え、脳の力を最大限に発揮させる努力をすることこそが、怪我をせず一生涯動ける体を手に入れる方法だと思っています。

 

そんな神経マニアの私ですが・・・(笑)

 

神経を鍛えたことであるものが強力になってきた気がします。

 

それが、五感です。

 

私が行う神経トレーニングのセントレは、視覚、聴覚、触覚が鍛えられます。

 

この3つの感覚を鍛えると自ずと味覚、嗅覚もよくなるようで、今の私は空気の匂いや味がなんとなく分かるようになってきました。

 

そして、コンクリートに囲まれた都会の空気よりも、木や水に囲まれた田舎の空気の方が人間を作るのに最適な環境なんだと実感。

 

五感が研ぎ澄まされてくると、第六感が働きやすくなる。

 

その第六感を使いこなすことで、人間は更に進化出来るようになる。

 

そういう意味では、私にとって野良仕事は人間教育の場のようです。

 

この場で自分を更に進化させ、いつの日か子供たちの教育の場として提供出来たらいいな、なんて想像しています。

 

私が行う野良仕事は、「達成感半端ない」「動ける体になる」「人間教育の場」といった理由からスゴイ力を受けています。

 

なので野良仕事おすすめです!

 

こんな時代だからこそ、今までの常識を覆すチャンスです。

 

時代の移り変わりにしっかり対応出来るように頑張っていきましょう!!

 

もっと動ける体を手に入れたい方は「セントレムービー」はいかがでしょうか。

 

自宅にいながら、遠隔でもトレーニングできます。

 

からだの事ならなんでもご相談ください。

 

きっと常識が覆されますよ。

 

それでは、またの更新お楽しみに!