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体を温める方法

体を温める方法

ホッカイロ、ストーブ、炬燵、豚汁、お汁粉、マフラー、手袋、湯たんぽ、お風呂など世の中には体を温める物が存在しています。

 

上記にあげたものは、冬に欠かせないアイテムでたくさんの人が利用していると思います。

 

私も極度の寒がりで、冬になると腹巻やヒートテックやタイツなど多い時には5枚くらい重ね着をして過ごしていた時期もありました。

 

ただ、今年に入り私の寒がりは改善してきていて、周りの人が寒いと言っていても私はそこまで寒くないと感じるようにまでなりました。

 

しかも、ヒートテックやタイツなど冬には欠かせない体を温めるアイテムが今は不要になりつつあります。

 

つまり、私は道具に依存する事無く、体を温めることが出来るようになったのです。

 

食べ物や道具などで体を温めるのは簡単ですが、今回はそんな道具に頼らずに体を温める方法をご紹介していきたいと思います。

 

冷え性の方は必見です。

 

ぜひ最後までしっかり読んで実践してみてくださいね。

 

 

食べ物に頼らない

 

私は食べる事が大好きです。

 

その為、食事へのこだわりは凄くあります。

 

こだわりと言っても、皆さんが想像するような細かいことではなく、「食べたい物を食べたい時に食べたい分だけ食べる」というこだわりです。

 

私の健康法は感覚を研ぎ澄ますことと言っているのですが、食べ物の「種類」、食べる「時」、食べる「量」は、まさに自分の感覚に頼るところが大きいです。

 

よく子供が食べる時は食べるけど、食べない時は食べないなんていうことありますよね?

 

あれは自分の感覚で決めていることが多く、体の反応に正直な行動でもあります。

 

それを周囲の人たちが無理やり食べさせたり、食べさせなかったりするのは体には悪いと私は思っています。

 

もちろん、子供のわがままで食べたい、食べたくないと言うときもあるので、見極めが非常に大切です。

 

お菓子やジャンクフードばかり食べて夜ご飯を食べれないなんていうのは論外ですし、既製品のお惣菜や好きなものばかりをたくさん食べるというのもありえません。

 

食事の基本は、季節における旬のものが一番食べ時の成長した食材ですので、日々の食生活は季節を感じられるものを我が家では食べるようにしています。

 

なので、季節と同様に自分の食べたい物がその時の旬のものであれば、感覚は狂っていないと私は判断しています。

 

ちなみに、食べ物のこだわりを決める味覚ですが、幼少期に食べたものが大人になった時の味覚に大きく関与しています。

 

幸い、私も妻も化学調味料や食品添加物を抑えた食事を幼少期から取っていたので味覚が似ているのか、二人の食の好みがほとんど同じなのです。

 

そして、食べたい時も同じなので食事のことで喧嘩する事が一切ないです。

 

そして二人とも食べるのが大好きなので、そんな夫婦の元で育った娘もよく食べます。(笑)

 

そんな大好きな食事ですが、家族の中で私だけは週に1回何も食べないようにする日を設けていて、その日は水しか飲みません。

 

人は食べ物からエネルギーを得て体温を生み出していると言われていますが、まさにその通りです。

 

食べないと体が確実に冷えます。

 

ただ、人は食べ物以外にも体温を生み出す力があります。

 

私はその力を最大限に発揮させるべく、1週間に1回は食べ物に頼らない生活をしています。

 

するとどうでしょう。

 

ヒートテックやタイツなどの冬には欠かせない体を温めるアイテムが今は不要になり、1年前よりも寒がりが解消されているのです。

 

これで、人間の体は食べ物に依存しなくても寒がり問題を解決できるということを証明出来ました。

 

人間の体って本当に凄いですね。

 

世の中の人は、この力をどれだけ引き出せているのでしょうか?

 

「食べたい物を食べたい時に食べたい分だけ食べる」ということは多くの人がやっていることと思います。

 

ただ、私のように食べ物に頼らず自分の弱点を改善して能力を伸ばせる人はいないのではないでしょうか。

 

私は食べる事が大好きですので一生涯食べ物を美味しく頂きたいと思っています。

 

その為にも、ちょっとした努力を毎日コツコツと積み重ねて健康管理をしています。

 

お金をコツコツ貯める事も大切ですが、自分の体が不健康になってしまっては意味がありません。

 

毎日コツコツと努力を重ねて健康管理することをお勧めします。

 

しかしながら、なぜ私は食べ物に頼らず寒がりを改善できたのでしょうか?

 

これには人間の持つ仕組みを理解する必要がありますので、これから説明していきます。

 

まず、体が温まる原理について説明してきます。

酸素を吸える体質

焚き火には火が必要なのは誰もが知っていることですが、そこに「あるもの」が無ければ火はつきません。

 

その「あるもの」は目に見えないので、多くの人が存在を軽視しがちです。

 

その軽視しがちなものとは・・・

 

「酸素」です。

 

酸素があるからこそ焚き火ができて、周囲に集まる人を温めることができるのですが、これは人間の体も同じです。

 

私たちは当たり前のように酸素を吸っているのですが、その当たり前のようにしていることが出来ていない人が多いのです。

 

つまり多くの人は酸素が吸えない体質なのです。

 

その結果、体を温めることが出来ない低体温の人が増え、免疫力が低下して病気になる人が増えるのです。

 

つまり、低体温で免疫力が下がり病気になるのは本人が酸素をしっかり吸えない体質だからです。

 

人間の細胞は少し温度が高いくらいが一番働きやすいのですが、低体温になると筋肉も硬くなりますし免疫力も低下します。

 

そんな状態で毎日過ごせば手先足先の冷えやしびれがあらわれて、関節もこわばり肩こりや腰痛などの症状も現れてきます。

 

このようになると体に痛みやだるさ重さが現れてきて、目線も下を向きがちになります。

 

目線が下を向きがちになるといいことはありません。

 

酸素を吸うのも目線を下に向けたまま吸うのと、目線を上に向けたまま吸うのとでは酸素の吸える量は雲泥の差です。

 

試しにやってみてください。

 

目線を下に向けたまま深呼吸するのと、目線を上に向けたまま深呼吸するのとでは、どちらが酸素をより多く吸えましたか?

 

おそらく後者の目線を上に向けたほうではないでしょうか。

 

これについては過去の記事「延髄の使い方」をご覧下さい。

 

現代人はテレビやスマホ、パソコンなど映像を長時間同じ姿勢で見る事が当たり前になってきました。

 

そんな姿勢で長時間いると目線を下に向けることが習慣になり、それが当たり前のようになっていきます。

 

「目線を下に向ける=酸素が吸えない体質」これが当たり前の自分になっていくのです。

 

当たり前の自分に悪いところがあり体を温めることが出来ないのに、道具や物に頼って体を温めても根本から改善できないでししょう。

 

さらに怖いのが、道具や物に頼りすぎるとそれなしでは生きていけない体質になります。

 

寒がりの親ほど子供に厚着をさせたがる。

 

子供は大人よりも体温が高いので、大人では考えられない服装で子供たちは冬を過ごします。

 

そんな子供に必要以上の厚着をさせると自分自身の体で体温を調整できない不健康な大人になります。

 

外遊びもせず、自分で体温をあげられない低体温児童が今は急増中です。

 

体は自ら熱を生み出せる力をもっているのに、それを引き出してあげないと体は成長をとめてしまいます。

 

こんなことがないように親は子供以上に自分の体を健康にする努力が必要です。

 

では、どんなことをすればいいのか?

 

答えは簡単です。

 

運動しましょう(笑)

 

ただ、スポーツジムのような酸素が薄い環境に行かない方がいいでしょう。

 

筋肉トレーニング、ヨガ、ストレッチはどれも酸素が吸えない運動になるのでお勧めできません。

 

詳しくは過去のブログ「ヨガやストレッチは体に悪い」をご覧下さい。

 

やはり一番いいのが「歩く、走る」でしょうか。

 

酸素が多い外で行って息を止めないでしっかり酸素を吸い込みましょう。

 

もちろん、目線を上に向けて運動しましょうね。

 

ちなみに、現代人の歩き方や走り方は酸素が吸えない体の扱い方にもなっているので、ただがむしゃらに歩いたり走ったりせず、体の扱い方をセントレで学んでから行いましょう。

 

セントレについてはこちらをクリックしてご覧ください。

 

さて、酸素が体を温めるといいましたが、厳密にいうと酸素だけでは体は温まりません。

 

なので酸素カプセルに入れば体が温まる訳ではないのです。

 

というのも酸素が体内にあっても、肝心の火種が無ければ熱を生み出す事ができないからです。

 

焚き火は文字通り「火」が火種なのですが、体に「火」はありません。

 

では、なにが火種なのか?

 

次は、体の火種について書いていきます。

 

 

電気が火種

過去のブログで「人間は電気で動く」ことを書きました。

 

人間は筋肉で動くと考えている人が多いと思いますが、筋肉は神経からの指令が無ければ動くができません。

 

これは脳梗塞の方が体の片側が動かなくなることで理解頂けるのではないでしょうか。

 

なので、人間は脳から神経を使って全身に電気信号を送り、筋肉が脳の指令通りに動き関節運動ができるのです。

 

また筋肉が動くから体が温まると考えている人がいますが、筋肉が動くのは脳や神経の働きがあるからこそできるのです。

 

よって、体が温まるのは脳や神経の発する「電気」のおかげなのです。

 

つまり、私たち人間は電気で動くオール電化ということですね。

 

とはいえ、電気だけで体が温まるのかといえば、そんなことはありません。

 

体の中には血液が流れています。

 

この血液を温めてあげれば全身が温まるのですが、たた血液にホッカイロを当てても一時的に温まるだけです。

 

では、どうしたら良いのか。

 

永続的に電気を流し続ければいいのです。

 

そうすれば、血液の中にある「あれ」が熱を持ち血液を温めてくれます。

 

さて、血液の中にある「あれ」って皆さん分かりますか?

 

 

鉄が全身に流れている

血液の中にある「あれ」とは「鉄分」のことです。

 

皆さんはヘモグロビンというのを一度は聞いたことがあるかと思いますが、ヘモグロビンは鉄で出来ています。

 

このヘモグロビンを医療的処置で増やす鉄剤注射というものがあります。

 

そうです、昨今話題になっている陸上選手の鉄剤注射です。

 

私からしたら体の異常を注射で解決するなんて覚醒剤注射と同じだと思うのですが、陸上界の指導者で分かってくれる人は少ないかもしれませんね。

 

記録や勝利の為なら手段を選ばない指導者が陸上界には多いようです。

 

人間の体を何だと思っているのでしょうか、私は人間の体を道具として扱う人を許せないです。

 

鉄分はあくまで食事からとるべきです。

 

ちなみに、我が家では鉄製フライパンで調理して鉄分を毎日の食事から取っています。

 

このような鉄分の取り方であれば自然と体内に鉄分を入れる事ができるので、体に負担がなく至ってシンプルです。

 

そもそも貧血は鉄分不足だけが原因とは私は考えていません。

 

ただ単純に酸素を上手に取り込めない体の使い方をするから貧血のような症状がおきるのです。

 

こんな話をしても理解してもらえないでしょうが、賢い人なら分かると思います。

 

さて、体を温める方法に話を戻します。

 

ここまで説明してきた通り、私たち人間は「電気」と「酸素」で熱を作り、血液内の「鉄分」を温めることで全身が温かくなるのです。

 

不適切な表現かもしれませんが、IHコンロの上でフライパンを熱してお肉を焼くのと同じ原理ということですね。

 

尚、温かくなった血液は筋肉が動くことで全身にある血管が動き、私たちは体温を維持していられるのです。

 

よって筋肉以上に「電気、酸素、鉄分」が私たちの体には必須アイテムなのですが、皆さんはこれを常日頃から意識して生活できていますか?

 

私は意識して生活しているので、寒い冬も家では暖房いらずで過ごせています。

 

これだけでも光熱費の節約になり、美味しいものを食べるお金に回せます。

 

ちなみに、エアコンの暖房は室内を乾燥させる上に酸欠状態を作り出すので加湿と喚起は欠かさず行う事をお勧めします。

 

昔の小学校では石油ストーブで教室内を温めていたのに、今はエアコンで温めるところが多いですよね。

 

昨今の爆発的なインフルエンザの流行はこのような環境変化も原因になっているのではないでしょうか。

 

もちろん、子供たちの体力低下や低体温、口呼吸が大きな原因だということは言うまでもないでしょう。

 

以上が、体を温める原理の説明です。

 

とても簡単なことなのですが、ここまで具体的に体を温める方法を説明している人はいないでしょう。

 

これを読むだけでなぜ運動することがいいのか、賢い人なら分かると思います。

 

もっと賢い人は酸素を吸える体質になれるようにセントレで体の扱い方を学ぶようにしてくださいね。

 

ここまでの説明で体が温まる原理はご理解頂けたと思いますが、続いて体を温める方法について書いてきたいと思います。

 

道具や物に頼らず体を温める方法といったら一つしかないですね。

 

先程も書きましたが、やはり運動が一番です。

 

運動すると脊髄神経も脳もしっかり動くので火種である電気をしっかり作り出す事ができます。

 

ただし、運動も体の軸を使いこなせるようにしなければ呼吸が乱れて無酸素運動になるので注意が必要です。

 

あくまでも運動は酸素をしっかり取り込めるようにしなければ意味がありません。

 

というのも血液中にある温まった鉄を全身に送るには酸素が必要だからです。

 

これは運動以外でも何気ない動作で無酸素運動をしている人が多いので気を付けた方がよいでしょう。

 

無酸素運動の例を挙げれなきりがないのですが、例えば椅子から立ち上がる時、階段を上る時、満員電車で押しつぶされている時、仕事に集中している時、緊張している時などなど普段の何気ない一挙手一投足で無酸素運動している人が多いです。

 

また睡眠時無呼吸症候なんて言葉がありますが、寝ている時に酸素が吸えていない人って結構多いんですよね。

 

そんな無酸素運動を毎日コツコツ続けていれば、どんな丈夫な人でも体に異常をきたし病気になりますよね。

 

このことについては過去のブログ「酸素が足りない」をご覧下さい。

 

ということで、体を温める為にも毎日コツコツ有酸素運動をしましょう。

 

これが体を温める方法なのですが、どうしても道具に頼りたい場合は「あれ」を使うといいですよ。

 

一家に一台ある「あれ」です。

 

ドライヤー

私は冬の時期、子供たちに腰と背中にドライヤーを当てるように指示しています。

 

そんなめんどくさいこと子供がするかよーと思うかもしれませんが、結構これが好評で子供たちもすすんでやっているようです。

 

うちの娘も洗面台でドライヤーの音を聞くと近づいてきて、背中を向けて温めてポーズをしてきますよ(笑)

 

おそらく気持ちいいのだと思います。

 

ドライヤーを当てる場所については、腰から背中にかけてと後頭部がお勧めです。

 

その部分には太い神経があるので、ドライヤーの熱風に反応して関節が自然と動きます。

 

あとは手首足首にドライヤーを当てながらブラブラ動かすのもいいですよ。

 

寒い冬はどうしても首が冷えますから頭を支える首や手首、足首を積極的に動かす事も体を温める方法でもありますので、ぜひやってみてくださいね。

 

それこそ運動前のウォームアップとして体の軸を動かすのに非常に良い事ですから、背骨も一緒に動かす感覚で首や手首、足首を動かすと筋肉も緩んで酸素が吸いやすくなり運動もしやすくなりますよ。

 

あとは青竹踏みも体を温める方法としてはお勧めです。

 

青竹踏みは足裏のマッサージとして使うのではなく、体の軸を動かす感覚で行うといいですよ。

 

体の軸については過去のブログ「体の軸を知る方法」「体の軸を鍛える方法」をご覧下さい。

 

以上、体を温める方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

何事も道具や物に頼って問題を解決するのは簡単なことかもしれませんが、そのような物に依存しすぎると人間がもつ凄い能力を失わせていく事になります。

 

今の自分が当たり前と思うのが人間の悪い癖ですが、知らず知らずのうちに能力が低下している事に気付かないでいると数年後は痛い目を見る事になります。

 

私はいつも自分の足りなさを痛感しています。

 

走っていてもまだまだ、施術をしていてもまだまだ、子供に運動指導していてもまだまだ、親としてもまだまだ、世の中を変えようと活動していてもまだまだ力が足りないと痛感しています。

 

もちろん、今年1年で物凄い成長出来た部分もあります。

 

昨年の自分と比較したらとてつもない成長を遂げていることは事実ではありますが、ただそれ以上に足りない部分があることを痛感しています。

 

足りない足りないといっても、それを改善すればまたさらに成長できるわけですから嬉しい悩みでもあります。

 

自分の課題をしっかり見つけてそれを真摯に改善する努力をしていけば、また来年は更に成長した自分になれると確信しています。

 

しかしながら、今年1年はからだ塾にお越しになられる方が素晴らしい方ばかりだったので、本当に楽しい1年になりました。

 

皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

 2018年も残りわずかですが、最後まで気を抜かず来年に向けて良いスタートが切れるように良い準備をしていきます。

 

また来年も世の為人の為に活動していきますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。